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ロアの下界(地上)生活 #10
龍二の家にて。
「遅かったな。」
「散歩していた。」
ロアは手に付いた血を拭き取ってシャワーを浴びてもいいか聞く。
「…多分大丈夫。」
ロアは真っ先に風呂場へ向かった。
「はぁ…最悪だ。」
人間を相手にしたといえ、自分は龍だ。
いずれにせよ、自分はこの世界から居なくならなければならない存在なのだ。
「マジで美味い血がねーと全くやる気が出ねーな…。」
そう、最近全く血を飲んでいない。
だから傷の治りが遅いのだ。
「…まぁ、こういうのも悪くない。」
風呂から出た後、ロアは水を飲んで寝る事にした。
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