第4章

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「あ、河合!!!」 「…先生。阿部さんのこと預けてもいいですか?」 「それはもちろんだが… 」 「…じゃあ俺班に合流します 」 「あぁ。」 班に戻ると、大我の元に由利香が駆け寄ってくる。 「河合くん!待ってたよ!…夢ちゃんは?」 「先生に預けてきた 」 「え…?」 「ところで、中川さん。どうゆうつもりかな 」 「…え?」 「阿部さんに渡した地図、あれ何?」 「えっと…」 「俺が見つけるのがあと少しでも遅かったら、阿部さんがどうなってたと思う!?」 涙目になる梨々花に大河が詰め寄ると、ポツリと由利香が呟く。 「…ウザイのよ 」 「は?」 「中島さんと仲良いからって、大河くんとも健人くんとも仲良いのが!!!」 「俺も!? 」 隣で驚いたように声を出す健人を大河は睨んで黙らせる。
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