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「あ、河合!!!」
「…先生。阿部さんのこと預けてもいいですか?」
「それはもちろんだが… 」
「…じゃあ俺班に合流します 」
「あぁ。」
班に戻ると、大我の元に由利香が駆け寄ってくる。
「河合くん!待ってたよ!…夢ちゃんは?」
「先生に預けてきた 」
「え…?」
「ところで、中川さん。どうゆうつもりかな 」
「…え?」
「阿部さんに渡した地図、あれ何?」
「えっと…」
「俺が見つけるのがあと少しでも遅かったら、阿部さんがどうなってたと思う!?」
涙目になる梨々花に大河が詰め寄ると、ポツリと由利香が呟く。
「…ウザイのよ 」
「は?」
「中島さんと仲良いからって、大河くんとも健人くんとも仲良いのが!!!」
「俺も!? 」
隣で驚いたように声を出す健人を大河は睨んで黙らせる。
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