ラブレター

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 ある日、空から数多のラブレターが落ちてきた。中に一言「愛している」とだけ書かれたその恋文は、止むことを知らず、徐々に地上を覆いつくしていった。  人々は愛によって徐々に壊れていく世界を呆然と見つめながら、その時を待っている。  その恋文は、神からの人類に対する愛なのか、祝福なのか、はたまた一人の少女の想いなのか。  何もかもが埋もれていく。愛を抱えきれずに、崩れていく。
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