suzuka.2

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 それから歳月も流れ、TACCHは解散。私天宮優里は女優になる。ピン芸人小吉鈴鹿は、溢れてるが2度目の絶好調のお笑い芸人家業のキャリアを積む。  そして関西弁に浸りたいなと、恵比寿のお笑いライブハウス:ラフィングルームに行き、そして楽屋訪問でつい語らうと、天満島懐かしいによねと、ちらちら窺う。鈴鹿が、今はほとぼりを冷ましていると、素っ気無く切り離す。そうか。あの内海の碧さは、比較の余地もないど真面目なリゾートなのに、至極残念。  ただ2025年4月。鈴鹿からメールで連絡を貰った、8月お盆開けに天満島解禁になったの情報解禁。  私のスケジュール的には、お誘いされたArtificial Sports Carのドームツアーのダンサーチームの準備は9月からだし、即答で行くと宣言する。私は尊敬した恋人とやや順調も、お相手がSEX方面にその気にならず、身体の疼きがどうにも相殺出来ない。これだよ、天満島はまさに楽園。超秘密裏のアバンチュール行くしかないでしょう。  鈴鹿からは散発的に、天満島の夏の合宿の散発的な情報が送られて来る。天満島のこれ迄の休養期間は、ほとぼりを覚ます以外に、あの1年225日の男女コンビが結婚し、夫婦としての養育期間もあった。  また鈴鹿も、チャラいピン芸人一之瀬松明と、やっと半年前に両親の許可が降りて婚約した。良い相方でしょう。それは良いペニスを持ってるしね。それはそうだ。そして鉄マンの漫才コンビラナウェイも家庭を持ったと。これぞ、皆女性の適齢期ラッシュかと鼻をくすぐる。これはとてつもない事が起こるぞの予感しかない。  日々、私がウキウキと舞い上がって行く事から、事務所の看板女優の東海林鶴子さんから膝を合わせられた。優里さん、どうしたのかしら。鶴子さんの洞察力は凄まじく、真心もある女優だ。  うん、そう。私は、お笑い大好きの鶴子さんに洗いざらい話す。おお、SEX容認地帯で鶴子さんの顔がとろける。芸人さんはご立派とは聞くけど。ええ行きは良いです。そこから前しか向かない会話の乗り反りで、スマホのお笑い動画見ながら、この方はこんなサイズで、味はこんな感じです。そうなんだと。私達は、いつの間にか鼻と鼻が接触するの超密談。  鶴子さんは、私も行くと、その場で鈴鹿に電話を掛けさせられる。鈴鹿は本当に。本人に変わるね。鶴子さんは、談笑しながら、若いくて生きのいい方お願いねと、馴染みのお魚屋さんに電話している素ぶりだ。かくして、今回は再開を祝して、究極のサプライズ案件合宿となる。  ◇  そして2025年8月のお盆の翌週。子供をお手伝いさんに預けて、私と鶴子さんのシークレットゲスト有りの、グレードアップしたヌーディストビーチが幕が開かれようとしている。  移動は、丹頂さんのいつもの足の中で、同乗者に遠巻きにされる。鶴子さんは、白のバケットハットに、半透明の大きなサングラスとは言え。まさか、あの美人女優東海林鶴子がいるのか。似てるっちゃ似てる。いやいや優里の友達は美人さん多いからと、まさかとしか疑ってない。鶴子さんも名乗ればいいのに。のらりくらりと交わし、話がつい笑いへと逸らされる。ああ、構えて欲しくないんだろなと。そりゃあ、私が男だったら、鶴子さんの看板大き過ぎて勃たんわな。  そして岡山で関西組と合流し、クルーズ船に乗り、手入れが良く入った天満島が見える。接岸し、砂浜の沈み込みが身体が覚えており。歩く程に、ああSEXがと、頭が点火して行く。  そして勝手知ってる漆喰のリゾートクラブハウスへとへと入り、改めて自己紹介を兼ねたオリエンテーションに入る。この時点で、ああ何てこった女優さん組かと、勝手に線を引かれ、気分を損なったので、優里です、全裸参加です、よろしくお願いしますと気合いを入れた。鶴子さんも、お目汚しですが全裸参加です、何卒お願いしますで、選り抜きの男子の息が完全に止まった。私には分かるが玉袋がキュッと上がった顔が軒を並べる。飛翔さんが堪らず、同じ人間だだし、同じ性欲持つし、何をビビってるのと楔を大きく入れる。とは言え飛翔さんも目が見開いている。  そして着替え。昔の処女だった頃はマイクロビキニパンツつけていたなと感慨深く。鶴子さんには、ああは言っても着て良いのですよと諭す。鶴子さんは、着けてたらSEX出来ないんでしょう。鶴子さんの、意外に陸上選手体型の裸体を改めて全裸チェックする。チャキチャキの瞬発力。無駄な脂肪もない。淫水焼けもない。アンダーヘアーも処理済みで、凹凸のある恥丘で私がムラっと来る。総じて、純粋日本人なのにクロアチア美人ぽく、このエッセンスがどうしても惹きつけて止まないのだろう。ウィットも美貌も肉体美も、アートレベルの域。抱けるか抱けないかで言えば、勇気しかないあ。  プライベートビーチで寛ぐと、私もそこそこ売り出し女優だが、あの人気女優東海林鶴子さんが全裸okの意思表明をしたので、皆がそわそわし、遠巻きになる。しょうがないな、鶴子さんに恥ずかしい思いさせてどうするのと憤る。鶴子さんは、そりゃあ可愛い男子ですものと、焦りの見えない笑みを讃える。俳優と言うのは待ちを含めての佇まいと思い知らされる。  このプライベートビーチには、あのおっとりさんもいる。コンビ芸人だけど、関西弁がはんなりしているので、ここぞの関西系のドラマと映画には呼ばれる様になる。たまに関西のスタジオですれ違うと、私達はにこやかに挨拶する。  そして、おっとりさんが挨拶に来る訳だけど。私が、全裸で次第に大きく股を開くと、媚びた視線を察したか、おっとりさんが膝を落とし、私のカントをクンニリングスする。いい。これから時を隔て念願のSEXかと思うと、カントもこの通りジュルジュル濡れる。そしてクリトリスでビクンビクンと軽く行き果てる。さあと、おっとりさんを左脇に引き寄せて、私は音を立ててフェラチオをする。恋人がいても敢えて欲しがりの姿勢は、こうでもしないとSEXが燃え上がらないだろうだ。このおっとりペニスもずっと正解だ。ああ、欲している。行く。何の事かとかと思ったら、熱い精液が口内で跳ねた。私が油断した、脈動を捉えきれなかった。まあ気を取り直して精液を飲み干す。今度は全身リップかな、おっとりさんの手を引くも。ごめんなさいで砂浜をダッシュして行く。逃げられた。鶴子さんは、この初々しさは素晴らしい、もっと見たかったのにと前のめりになる。私はここは激しく同意する。いや私の今のテクニックと美体だったら、そもそもペニスの持久力がある筈もないのに、何が恥ずかしいのだろう。  その鶴子さん。私達の前を通る、ビンビン男子に、日焼け止め塗って下さると、普通にお声掛け下さる。もっと塗りこんで貰えるかしら。マッサージもして下さる。そんなに離れていたら力を入らないいでしょう。もっと接触して。そうこうで、知れず青年ペニスを自然に握り、美味しいのねといつの間に咥え、鶴子さん自らの股間を開き、プライベートビーチでいらっしゃいと誘う。普通にSEXしてしまう筈だが、男の甲斐性がここで露見する。  堪らず恥ずかしがって半分の男子は立ち去った。しかし居残った男子と鶴子さんは、演技も無しにSEXを堪能する。素敵ね、うんそこなのよと、私を愛してくれるのね、ふふ。鶴子さん相手に、正常位一辺倒かも、何時間見てもうっとりするので、もう虜は止む得ないものか。  初日は滑り込みでご賞味は達成。鶴子さんは、テレビで見るより素敵な男子ね。お笑いの方は元気で良いわね。それ鶴子さんもですからと、大きなツッコミを入れる。  夕食のビュッフェははただ和やか進み、瀬戸内海ワイン品評会も笑いに包まれる。ただ、今日で参加男性全てが鶴子さんに額面そのまま魅了されたとあって、女性陣からやや距離を置かれる。  ややご不満の鉄マン女性コンビラナウェイが、甲羅干しに来たとちゃうと愚痴を溢すと、朗らかな鶴子さんが宥めお酌する。そうそう濡れ濡れなのにねと、その美貌から出る言葉に驚き、距離がグッと詰まり盟友となる。  皆浮き足立ってる。まだ始まったばかりなのに何を焦っているのかになる。そう言えば私も全裸参加なのに、今日は一本咥えただけかと我に返る。  その日相部屋寝室は、してないよとどうしても身体が疼く。こう言う時は、同室の鶴子さんと胸を揉み合いながら、また深い眠りに落ちた。揉みつ揉まれつ、女性同士は感度調査が抜群だから楽だ。そう、こう言う時は割り切って体力キープ。これは天満島で合宿では大鉄則だ。  ◇  次の日からは、鶴子さんの口内は絶妙、下のカントも絶品の底なしの評判が相なったので、鶴子さんに恐る恐るでも声を掛けられる様になる。女優東海林鶴子の肩書きはやっと降りる。  ただ職業お笑い男子なので、何かを掴んでから次の段階に進もうとするので、鶴子さんは笑顔でも苛立ち始める。はしゃいでるフリしてペニスをジョブする仕草なのだが、男子は爆笑だけで踏み込んでこない。  しょうがないな。私と鶴子さんに日焼け止めを塗って下さると、きつめの口調を言い渡す。鶴子さんが、お願いねと仰向けになりお尻をちょっと上げる。濡れたカントが太陽でテカる。私も倣い、お尻を上げる。  そして、日焼け止めが丹念に塗られて行くと、若い男性のその手だけでも、私と鶴子さんの吐息が漏れる。アンは、何度言った事だろう。そして言葉のペッティングも上品にスムーズ。さり気なくペニスを触れ摩り、ペニスが近くに来ると舐め含み、ごく自然なビーチSEXに至る。女性の体質から、誰でも良い訳では無いが、手順をちゃんと守ってくれると、女性の身体は出来上がるものだ。  恋人がいるから、SEXのスキンは鉄則だ。こうも若い男子を咥えると、はち切れてて青いので、慣れずにむせる。ああでも、これも良いとは私も妙齢になったものだ。これはちょっと、恋人に酔っても到底言えない。  ◇  2日目で、私達のスペースは早くも人気になったので、3日目からは、お付き合いとして鈴鹿も横付けし、あやかろうとする。 「もう無理、優里も鶴子さんも絶好調、勝てる訳ないでしょう。しかも全員裸体って、初めての合宿だから、皆テンション高いし、ここからよう離れんわ」 「それはそうだけど。鈴鹿は溢れてるでしょう」 「溢れてるーも、若いから受けるのであって。最近はただのハレンチおばさんに、もうちょいなのよ。ノーブラでポチってるーで開き直ろうかな」 「鈴鹿さんようこそ。私達、気を使われているのよね。鈴鹿さんの明るさは救われるわね。でも、ちょっと切ないわね。私達に気遣って、若さそのままイキリ倒す輩は皆無なのよね。乳房を思いっきり揉みほぐしたり、バックでお尻を揉み尽くしたり、どやどやとかの言葉責めもあっても良いかな。そう、適度な積極性がどうしても物足りないわよね」  鶴子さんの明るい積極性に心が打たれる。開放的ってなんなん。  私と鶴子さんのビーチパラソル、そして隣のビーチパラソルに鈴鹿の列席になり、ある事を企てる。マイスター男子を3人で引き込んで、実質4Pで盛り上がる。  だがしかし。全員裸体に、SEX無制限の状況である事で、女性陣の余りの女盛りに怯んだ不能者が出始め、私達の前を避けて通られる様になる。仕方がないので、日焼け止めを3人で塗りあうと、何か違うわよねは激しく同意する。  その雰囲気を払拭すべく、鈴鹿が丹頂さんを連れてきて献納しますと、極上の4Pを勧める。処女を遅まきながら卒業して好調の私が乗りだす。 「そう言えば丹頂さんとは至ってないですよね」 「ええ、良いのですか、光栄です」  私はビーチチェアで徐々に大股を開き、バレエストレッチの180開脚を披露する。女陰も開いたか、潮風を下半身でも感じる。これだから野外は奥が深い。  丹頂さんは丁寧にこまると、私の未だ綺麗なカントを満遍なくしゃぶる。焦ってクリトリスばかりを刺激しないのが素敵だ。全方面に頭が回ると言うのはこう言うことか。そう来たら、そっちもなのね。恥丘を丁寧に撫でながら、女陰の上から下まで吸い尽くす。私は、丹頂さんの積年の頭脳ペニスの愛おしさを目の当たりにし、艶のある声が出てしまう。  何にこの不穏さ。傍らの鈴鹿を伺うと、強い嫉妬の顔になり、屈んでいる丹頂さんの背後に周り、手を回しペニスを激しく扱いている。本当節操が無いと言いながら、不適笑みを浮かべる。そして鈴鹿は、丹頂さんのペニスを強く扱き抜き射精させる。丹頂さんは、アッとは言ったが、未だ私のカントにしゃぶり付く。そこ迄従順だったら、丹頂さんに最初に捧げて良かったかもしれない。まあそれも大人だからこその一感傷だ。 「丹頂さん来て、もっと、しましょう」 「いや射精したばかりだから、ちょっと待って下さい」 「いいわよ。ここは私の出番ね。丹頂さん、こちらにおいでなさいよ」  鶴子さんは、丹頂さんを手招き、立たせたまま、ビーチチェアから頭脳ペニスを丁寧に頬張り尽くす。女優さんだからではなく、咥えた仕草がカメラ映えする。普通に物語の一部として、つい眺めてしまう。鶴子さんをそのまま褒めると、それだから愛人出来にくいのよねと、頭脳ペニスをしゃぶりながら微笑む。丹頂さんの、その柔さもある弾力のある頭脳ペニスは、もう食物であると酷く思い出す。  鶴子さんは、はあ、と口をから離すと、頭脳ペニスが直角に何度も揺れる。おやと思うといつ間にかスキンを付けている。鶴子さんは幅広い仕事で濡れ場は上手いからなと得心する。そしてこの頭脳ペニスの柔軟度は素敵な仕上がりだ。鶴子さんを連れて来て正解だと思った。  私は正常位で迎えるべく、膝を曲げ股を、恥ずかしくも、カントから熱い愛液がつい溢れる。濡れてるけど、ここ迄仕上がってるのは野外こそか。これは汗よの言い訳を考えたが、目の前の素敵な頭脳ペニスでは、そんな嘘が罷り通る筈もない。私はカントに触れ、鶴子さんが仕上げてくれて濡れてるわと漏らす。半分大嘘も凄く恥ずかしく、鶴子さんだけが視線動かさず微笑む。そうと通りです、私の敏感女体反応です。  昂った丹頂さんが果敢に頭脳ペニスを握り、私の濡れたカントにするっと先を入れる。フランクフルト、良いわ。この柔軟性のある弾力が、私の中で泳ぎながら、程良く繋がる。ずっと射精せずに繋がっていたい、この中毒性。鈴鹿のネジが更に緩いのは、こういう事か、危険な男だ。  私は丹頂さんの口を舌でこじ開け、丹頂さんは悪どい方と攻め尽くす。鶴子さんがこっちもよと、私達の間に入り、ディープキスを奪う。鈴鹿も、ううんもうで、勝手知ったるが如く、丹頂さんの胸を吸い尽くす。この賑わい、大人になっての4Pは実に味わい深い。丹頂さん、いつでも行っていいのよ。そう、返って早く行って欲しいと思う。いざ、こんなフランクフルトがいつ迄もカントの中で暴れていたら、またいつか丹頂さんを欲しがってしまう。止めたいが情動が止まらない。線引きとして、あと3回は果てさせたい。それ以上は、飛翔さんを何処かで嫉妬してしまう、鈴鹿のように。時間を経て、漸く鈴鹿を同情出来るなんて、私は人手無しだ。意識が真っ白になったと同時に、丹頂さんが覆い被さった。あと2回、こりゃあ無理だ。  ◇  そして、幹事の飛翔さんが次の日の朝のビュッフェの最後に、注目と、パパッと全てを脱ぎ去る。見惚れる程に、乳首が勃起しており、素直に頬張りたい。そして愛液も太腿を堂々を伝い夥しく流れて行く、これも勿体無い。皆がまじまじと見つめるのは、そう、仕上がってる女性を抱きたいの原始衝動だ。  これは優里と鶴子さんの接待パーティーでしょう。あなた達、精鋭連れて来たのにこの体たらくは何と。そして、飛翔さんがどんとマカドリンクを置くと、自ら一気飲みし、イエス。そして皆がマカドリンクを手に取り飲み干し、プハーと吐くと、いの一番にヌーディストビーチに元気に駆け出した。  そうとは言え。若いのに栄養剤に頼るのはどうなかな。私は、元気男子を誘う為に、折に連れカントに触れながら思いに耽る。別に野外の自慰のそれでも爽快感はある。  そして今、真隣の飛翔さんと丹頂さんの夫婦エキシビジョンマッチが始まる。やたら芳醇な濃厚さで、フランクフルトの様な頭脳ペニスで、飛翔さんやたら敏感に全身が律動する。絶好調でしょう。これは互いに信頼があれば生涯倦怠期とは無縁だろう。私は一角の女性として嫉妬した。ああこれが夫婦なんだな。SEXで深まる愛もあるのだなと。  このポルノチックなエキシビジョンに、皆が釘付け鑑賞となる。飛翔さんの、イクイクのえげつない歓喜に、その都度歓声が上げる。鈴鹿も憑き物が落ちた様に、二人を応援した。私もいつの間に自慰が止まり、凄い凄いと称賛せざる得ない。  そして、その日よりのヌーディストビーチは、男子が真価を発揮して賑わい、私達女性の股間は濡れぱなしだった。その分夜は崩れる様に眠った。  鶴子さんが力説する。若さ任せの体力のSEXは素直に良い。まあ、それも鶴子さんの美貌だったら、生涯リースの方が人生満喫するだろう。 「でもね。楽屋で出会ってしまう男の子って、凄い可愛いのよ」 「それって、タレントさんですし、一般人より可愛いですよね」 「ふふ、それだったら尚更。可愛い誰かさんと結婚して、私の息子君にいたら、可愛いでしょうね」 「そこ。きっと可愛いを完全保証します」 「それだからなのよ。ああ生涯、私を愛してくれると思うと、こう結婚しないといけないなって」 「でも、揺るぎないペニスも欲しいですよね」 「そうなのよね。女性って欲張りなのよ。あな、切なや」  そして私達は、プライベートビーチで体力を温存しながら、精鋭のペニスを満喫する。私はどうしてイキって、瞼の裏に恋人の姿が浮かぶ。恋人にもっと満たされたい。女性は馴れ初めも含めて、成長して行くと改めて思い知る。ただ、激しく突かれ行くのも、女性を強く満たしてくれる。この揺れる危うさ、私もまだ若いなと苦い思いをする。  日増しに。鶴子さんのタフさに追いつこうとすると、私も自然に今のSEXの感度が右肩上がりになる。弾けた時、悪いが恋人の影は吹っ飛び、もっと頂戴と喘ぎながら求める。ペニスに激しく突かれる中、鶴子さんを視線を感じると、それで良いのよ微笑まれる。  ただ不憫は、鈴鹿だ。基本会話のノリ反りの合う方としか相手にしないので、正味した二番手ペニス三昧ばかりで良いのかなと、率直に苦言を申す。鈴鹿は、そういうのが相性じゃないの。それじゃあ、丹頂さんとはどうだったか。ああ、丹頂は底が無いよね。そこ止まりか。鈴鹿は露出癖は強いが、貪欲な性欲は未だ目覚めてないかだ。  私は、余りに見かねたので、見そめたストロングペニスとの方の手を引き、鈴鹿を呼び寄せ3Pをした。そこからは、もっともっとでしょうで、鈴鹿を鍛え上げ、何とか淡い夏の合宿で女性を萌芽させた。これぞ合宿とも言える  その間私は、つい恋人に悪いなと思いつつ、離れた場所で松明さんとも致した。身なりと反対に余りにホスピタリティに満ちているので、鈴鹿を甘やかすと駄目になっちゃいますよと告げる。松明さんは、可愛い娘には弱いでしょう、ごく普通の男性ですよねと悪びれず言う。普通か。そういう優しさには飢えていたので、心と身体の隙間を、松明さんにたっぷり埋めて貰った。鈴鹿もそうだけど、私も同じく三十路やっとで、やれやれ男性遍歴は一巡したかだ。遅咲きではあるも、女性道に滑り込みセーフとは思う。  こうして、再開された天満島のイベントは、1週間思いっきり満喫し、情緒溢れる時間は激しく閉じた。  ◇  それから東京に帰って来る。果たして大問題に発展。私と鶴子さんでどうしても全く日焼けして、同じく岡山お土産の買ってを帰って来た事から。事務所の団栗社長に話を聞こうかなになる。キツイの貰うのかな。まあ、クローズドの無人島だったし。方便は立つ。  聴き終えた、団栗社長は闊達に。天満島いいね、芸の肥やしだね、海外留学させるより抜群の効果がある。修行させたい娘がいたら、優里頼むねと、本心からお願いされた。  と同時に、団栗社長に切り出される。答えは分かってるけど、二人に写真集の話来てるから乗るかい。勿論全裸で有る。いや脱ぐとしたら、映像作品の中で必要性があればこそ脱ぎますと、鶴子さんがどえらい啖呵を切る。そもそも、例えば10万部売れても都市圏外の中古マンションの頭金になるかだから、私と鶴子さんは丁重に断る。  団栗社長がそれならばと、二人揃って土曜朝の御殿場テレビのフリートーク番組「イージゴー・イージナウ」に出なさい。ああ視聴率微妙過ぎる番組。制作会社の一つが降りたので、オフィスだんぐりに救援投手の役割が回って来たらしい。団栗社長は90年代からMV制作に関わっていたので、顔が広く仕事も極端に取らないから、散々拝み倒されているらしい。  そしてそのまま、私達にお鉢が回って来る。同期生縛りのトーク番組のテコ入れって大変なんだよ。ここ脂が乗ってる君達なら行ける。そんな社長に絆され、私優里・鶴子さん・鈴鹿.飛翔さんの、まんま天満島満喫女性がブッキングされる。面白いと思ったら食いつく、本当商売人ですよ。  まあ「イージゴー・イージナウ」に出るも、恋愛話。鶴子さんが燃料投下で、丹頂さんにまつわる強奪話を振り、鈴鹿が吹っ切れた顔で懐かしいよね。懐かしいも何も、この先も天満島の夏の合宿があったら丹頂さんとSEX出来るから、普通に真顔だ。  そして鈴鹿が皆に知ってて振る、誰か良いと人いるの、ええ、私も私もと。その日のネット速報記事は、私と鈴鹿の恋人いる問題が、コタツ記事でも盛り上がる。その落ち着くところは、もう30代でしょうと冷静に沈静化して行く。30代タレントとはどうしても不遇なものだ。  ただ「イージゴー・イージナウ」の再配信が、どうしても絶好調だった。取り敢えず、団栗社長の采配で、ピンポイントで仕事の隙間のある事務所女性タレントが随時投入され、これも再配信が絶好調となる。  トーク番組のコストパフォーマンスのとギャラの効率の良さに気づいた団栗社長が、その口利き上手さから、御殿場テレビの秋期深夜トーク番組の帯を持ってくる。  当然ホストは私優里と鶴子さんとされる。そもそも喋り倒すより雰囲気でしょう私達、持つ訳ありません。団栗社長は大丈夫深夜番組だから誰も見てないから。はあ、明らかに事故を想定してるので、お断りした。それでも尚も交渉。ただその全裸日焼けがまだ引かず、ドラマに映画の仕事来ないよね。いやでも塗れば隠れます。来週収録だからよろしくと、軽く一蹴された。  その深夜番組「セカンド・ラブ」。ホストは私優里と鶴子さんで、あみだくじの爆笑トークから、座が温まったら最後にフリーショートコントを約5分演じる。私の笑顔エンドか、鶴子さんのダジャレエンドでつい吹き出して終了。  ただ何故か明らかに良いペニス持ってる男子ばかりブッキングされ、敏感な私達はとろけたまま洒脱なトークに興じる。何でここ迄ブッキング大ヒットが続くかは、社長の道楽のゴルフと釣りで風呂に入ると、裸の付き合いで股間を知る事からリサーチは99%済み。団栗社長にカジュアル管理されているのがアレだが、収録後の事務所直下の隠れ酒屋の打ち上げ会も100%行われるので、こっちはこっちで下ネタ話が炸裂して、非常に痛快ではある。  この出来上がった雰囲気で、視聴者女子には好調で視聴率も堅調。取り敢えずワンシーズン契約なので、10回目が最終回。まあ番組最後には、社長命令で、私が最愛の恋人さんと付き合ってるの一方的宣言をさせられた。良かったねの反応が99.99%。残りの0.01%は恋人さんで、付き合ってるの、いつ言ったけ。Artificial Sports Carのドームツアーの打ち上げ3次会ですけど、覚えていますよね。そうだよね。とでっち上げた。そうなのだ。付き合ってる宣言その前に、キスもペッティングもSEXもしてるのに、恋人扱いしない。ごく普通の盟友なので、言わずともが抜かってる。取り繕ったが、付き合ってるからのそうだよねを言わせたので、ぎりセーフだ。  ◇  そうして天満島での夏の合宿は、主要メンバーのスケジュール次第の不定期で行われる。  鈴鹿と何かと局内で出くわすと。ちょっと、いつ松明さんと結婚するのよ。互いに売れて来たから、ノリで電撃入籍。ここは転ぶ予感しかないが、松明さん理性的だから、信じるしかない。  ゆうりと鶴子さんはレジデントだから絶対参加よと打診をされる。不定期であっても40代迄続けるなら考えると、ややの承諾をさせる。  積極的な、若く雄々しいペニスの交歓会。女盛りこそに、天満島が無いと、ヒステリーしかないだろうから、まあ如何に美貌をキープしようかと、女性の甲斐性は底がない。
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