suzuka.

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 すずか事吉井鈴鹿。TACCHのごく初期のメンバーである。童顔なのに美人、大まかに分類すると辛うじてアイドルに組み分けされる。基本和歌山白浜のお嬢様であることから、誰よりもファッションに詳しい。鶯谷マンションの寮の小栗泉さんの衣装部屋では、折りに触れ、私がすずかからレクチャーを受ける。ブランドの型落ちだけど人気あるよ。このブランドはあのモデルさんが積極的に着てるから被ってもね。見知らぬタグだけど数年で伸びる工房だから着なよ。そうこうで、私とすずかは、泉さんとほぼ同じやや身長高めなので、着回しコーディネート勉強会は大いに盛り上がる。その勉強会を通じて、後年も友好関係が続き、これ良いよとお洋服のお下がりを貰う。全部が正解である。私がそもそも美しいとかではなく、鈴鹿の美意識には脱帽という事だ。  そのすずかも基本本能丸出しだが、TACCHメンバーの猛禽振りを見て見切る。一緒にいたら大被害を被る。非常に分かる。すずかのここは、上品故に危険察知のアンテナが良いようだ。ただ私はやや原野から来たので、TACCHで歯を食いしばって生きるしか出来やしなかった。  すずかはごく初期にTACCHを脱退し、鶯谷のマンション退去後、恵比寿のシェアハウスに潜り込む。アルバイトしながら、自らのお笑い適正を探りながら、漫才コンビ:ホアンキンソンを組むも、鈴鹿しか見られてないと燻る。でも相方飛翔はネタの宝庫で、化粧映えもし幾つかの顔になる奥深さがあるので、私はつい飛翔さんを見てしまう。次の漫才コンテストでブレイクするだろうの期待も、ホアンキンソンはコンビを解消する。ここは実は深い訳がある。深いも何も男性なのだが、誰も悪く無いので取り扱いは繊細にだ。  ホアンキンソン解散後、鈴鹿はそれでもお笑いの自由さを探求しながら、ピン芸人小吉鈴鹿になった。PINグランプリの最下層から、盛りに盛った鮮やかなボディコン衣装で、溢れてるーネタで大爆笑のセクシー快進撃をする。  優勝は女子審査員から毛嫌いされ脱落したが、初出場で奨励賞100万円獲得した。後は”溢れてるー”で爆進し、関西の早朝の情報番組のレギュラーを掴む。もっとも早朝に来れる真面目なタレントがいないのだから、チャンスとは誰もしない事にまず挑むことも大切らしい。  そうとは言え。鈴鹿の持ち前の飛び出し芸、朝からセクシーな溢れてるーネタは関西で大人気となる。遅刻しても、溢れてるー見てしもうた。まあおもろいしな、もうええわ。朝のややピンクな清涼感を与えている。  鈴鹿とは折々で、何でTACCHに残ってくれたら心強いのにと両手をただがっちり握る。しかし反応は薄い。そもそもアイドルで、美人さんは、長く続かないでしょう、ゆうりも私鈴鹿も。お互い頬をこれでもかとおもろ顔にさせて爆笑する。いやTACCH低迷期、このオモロ路線も行けたとは思うけど。優里はただニコニコしてても、誰も笑ってくれないからと。はい一発芸を要求される。苦し紛れにセクシーポーズをすると、何で絵になるのかなで、しつこい位のリテイクを食う。  今にして思えば、TACCH早期独立組は、抜群の直感が備えており。独立後は、周囲のスタッフの協力はあれど大成功したのが、TACCHより羨ましく思う。  とは言え、それを見習おうにも、私には一から成し遂げる才覚はまるで無い。それをTACCH解散後直ぐに悟れた事は、3人に感謝しかない。最後でこそ盛り返したが、解散後、ほぼ全員低迷したのはゼロベースを思いつかなかった事だ。  これを、そのまま鈴鹿に言うと。それじゃあ、とことん付き合ってくれるよね。あは、そっちねと。女盛りの顔をおくびにもしない。   ◇  2018年5月。TACCHの1stアルバム「Forever More」の全国ツアーも完走し、後はオフと個人活動に入る。大凡はステージだが、私はモデル業が多いので、皆よりプライベート時間は持てる。こういう時こそ大学で勉強だが、そんなインテリジェンスはさくや位であり、それでも通信大学になる。これはTACCHに入る前に、芸能優先とされたので、進学と大学は休学せざるない事もある。  そして、私は神戸出身ではあるので、関西弁に浸りたい時は、恵比寿のお笑いライブハウス:ラフィングルームにはまま通って、鈴鹿と交流を深める。鈴鹿は関西の早朝の番組のレギュラー番組を持っているので、都市圏営業は土日で周り、TACCHより遥かに忙しい。  その頻度から、そこのカフェで談義より、私もタレントでもあるので、まいどの顔パスは効き、つい楽屋での談義になる。今日の優里面白いよ。鈴鹿に、都度都度ステージに引きずり込まれ、鈴鹿と一緒に、太腿からなぞり、両胸を揉みほぐしては、二人で溢れてるー鉄板ネタの落としで、身体を張った爆笑を取る。私が事務所に怒られないのは、売れっ子小吉鈴鹿にあやかっておけの超法規措置だ。カメラの入らない舞台は、これこその醍醐味はある。  そんな中、共に天才にして恋人漫才コンビ:1年225日、椿飛翔さんと小湊丹頂さんと懇意になる。曰くあるのは椿飛翔さんで、鈴鹿と、あの漫才コンビ:ホアンキンソンを組んでいた。解散の経緯はぶっちゃけると、今の相棒美男子小湊丹頂を巡ってだ。最初に付き合っていたのは鈴鹿らしいが、宣言して無いでしょうと飛翔さんが掻っ攫ったらしい。 「そんなのよく見りゃ分かるじゃない。そもそもがあれであれなのよ。私の初めての相手が、イケメン、小顔、おでこ可愛いの丹頂さんであって。あら嫌だ恥ずかしい、でもこれは秘めなくちゃ。その結果が、どう見ても出来上がってる丹頂さんに、飛翔がアタックとはね。これがイタタ。照れて丹頂さんと距離おいていたら、丹頂さんが何か違うかなにもなるわよね。でもね、処女卒業で、いちゃいちゃしてたら、何かこう公私混同じゃない。そんな、日々モジモジしてたら。あら何よ、飛翔が丹頂さんと恋人宣言。そりゃあ取っ組み合いしたけど、あいつ柔道部だから襟をグリグリされて一本。もう何なの、ネタも才能も体力も、いや、ボディは絶対勝ってるけど、あれか、女性の武器が相当なのかよ。ああ、嫌だ嫌だ」  鈴鹿は、軽く5巡の強いぼやきに入る。要はSEXが未熟か、おう、今は大人の嗜みだよと。いや、そこは鈴鹿の性格上、お嬢様だから男性が取っ付き難いはあるよ。鈴鹿がガックリ折れ曲がり、恵比寿で朝までサシでヤケ飲みに付き合った。  付き合ったものの日曜日もステージは有り、また私がお笑いコンビで付き合わされた。大体やねの男子ボヤキ漫才は、絶妙な緊張感と共感を得て、鈴鹿大人なんだのアンケートが結構な数上がったらしい。  また別の週の楽屋挨拶の途中で、1年225日から、夏の合宿に来ないかと、積極的に誘われる。鈴鹿と一緒なら行きますとお断りのつもりだったが、ええ勿論と、飛翔さんが事もなげに言う。何だろう。飛翔さんは、軋轢のある鈴鹿も誘う寛容さ。目をじっと見つめるが、合宿費用0円だからと満面の笑みになる。こういう裏表の無さも、1年225日は人気お笑いコンビなんだなと。  私は夏の合宿をお誘いを持ち帰る。話を聞いた鈴鹿は、まあゆうりといつ一緒に旅行に行けるか分からないし。関西の早朝の情報番組も夏休み何処でも取っていいらしいし。と深い溜め息をつきながら、どう。私は、今年の夏はTACCHの定期公演無いし。何より合宿費用0円は、薄給に助かるし、無駄に都内にオフってもあれだから、魅力的とは答えた。  そして1年225日の楽屋に、敢えて私と鈴鹿が訪ねては夏の合宿参加お願いしますとお辞儀をした。飛翔さんは畏まらなくて良いからと、そのままの優しさで私達を労る。鈴鹿には悪いが、飛翔さんは良い人なんだよ。  ◇  その年の2018年のお盆の翌週の夏。  都市圏組は、資産家族小湊丹頂さんの自家用機で、羽田から岡山空港迄一っ飛び。岡山港で関西組と合流すると、大型クルーザーでわいがやしながら、瀬戸内海を渡る。  思った以上のセレブっぷりに、まだ丹頂さん結婚してないんでしょう、奪い返しなさいよと鈴鹿を背つく。鈴鹿は素っ気ない視線で、島に行くと分かるわよと口を尖らす。  内海を渡る先は、岡山県の臨海島の天満島。この今回の大型クルーザーに乗船する面子は何て事ない、全てお笑い芸人で、関西大手のお笑いプロダクション藤崎姉妹社の若手タレントだ。  大型クルーザーが着岸し、これまた丹頂さんの立派過ぎる漆喰のリゾートクラブハウスへと招待される。大リビングにて、面子は分かっているが、改めて自己紹介を兼ねたオリエンテーションから始まる。皆何故か溌剌としており、何だかな、何を舞い上がってるかになった。  配られた予定表を見ると、3食ビュッフェに、ほぼプライベートビーチ満喫なので、まあ水着好きなんだろうになった。見たいか。そうだろうと思って、Tバックビキニ5セットは持って来ておいた。君達、今回だけだぞ。  ただ飛翔さんにこっちと、クラブハウスのゲスト女性室を案内して貰うと、はいこれ、次々何かの生地を渡される。何かと広げると、マイクロビキニのパンツのみだった。鈴鹿、ちょっと。ゆうりは裸抵抗ないでしょうと、軽い揉み合いになる。鈴鹿は、無人島だし開放的よと微笑む。まあ、開放ようこそのサービス込みで来たのだから、解放ほぼ全開になっても、別に良いかで鈴鹿に恩を売った。  無人島のリゾートクラブハウス前のプライベートビーチは、実質ヌーディストビーチである。解放的な合宿のルールをこれまた後付けで聞くが、全裸はSEXがOK。それ以外はマイクロビキニパンツを着用。要は人目を憚ったSEX容認地帯だ。  いつもこうなの。2年前から。鈴鹿が来てから盛り上がってるらしい。そういう事。そういう事なのよ。このSEX容認地帯で、飛翔さんが丹頂さんを虜にしたらしい。持ってるんだ、女性とは中身込みだからと、鈴鹿は途端に切なくなる。  このビーチパラソルの下、私は赤のマイクロビキニパンツでバストアップ、鈴鹿は全裸と、開放的だ。  まじまじと鈴鹿を見る。出会った頃は、乳頭が小さ過ぎてまあ若いなだった。ただ元バタフライの水泳選手と合って、顔に似合わずの胸筋が有ったが、今はもっと強化されている。鉄板ネタの溢れてるーを極める為に、時間があれば会員制プールで特訓して来たらしい。私は、どれどれと乳房を掴むと、固い。そうと、鈴鹿が力を抜くとてきごろな揉み心地になる。ここ迄仕上げるの。いつかボディービルダーの新ネタも差し込みたいと、芸人街道突っ走ってる。  そして会話の中で、参加者の男女比率はやや半々、女性が多い。男性多い筈でしょう。鉄マンが多く合宿に来たものの挫ける傾向。そ鉄マン存在するの。そりゃあねと、筆頭の女性コンビ:ラナウェイを指差す。熊谷火事さんに指宿左近さん、顔もそのままオモロイ二人だが、思いの他グラマー過ぎて、見つめてしまう。かなり化粧を施せば、全裸写真集は売れる筈だ。  その発起人はとはになる。天満島の所有者家族の小湊丹頂美男子その方。5年前から若いお笑い界隈の融和として、ヌーディストビーチええやんになったと。何かにつけ天才か。当初は女性少なく、小さい噂を聞いた女性界隈が、何で呼ばんとドスドスど突かれ、女性参加が上回ってしまったと。  そんなSEX容認地帯で、鈴鹿は、元相方飛翔さんに、丹頂さんを泣く泣く取られる。回数に相性に、何事も積極性か。  そうよと、鈴鹿は立ち上がる。SEX容認地帯だから、私も満喫しないとで、右隣の金髪ツートンカラーの優男に手招きする。おお、ハードロック芸のピン芸人一之瀬松明さんだよ。私も狙っていたのに、まあ、鈴鹿のお手なみ拝見だね。  前戯も30秒そこらで、鈴鹿は、松明さんに跨り、やたらスローモーな女性上位に浸り、引き締まった胸を揉ませては、時折爆笑する。さて、鈴鹿も鉄マンなのかと、堪らず見つめてしまう。  そして鈴鹿の感度が上がりきると、松明さんが下から突き上げる。鈴鹿から、凄いの喘ぎが連発される。アン、ガクッと鈴鹿が行き果てると、松明さんが腕を引き、鈴鹿のノックダウンを回避する。鈴鹿はネタ以上に女性が溢れ尽くしている。お相手の松明さんも男前だし、隣で良いもの見せて貰った。勿論濡れているが、ここはプライベートビーチだから問題無し。  ◇  そして日が暮れ、3食ビュッフェと聞くものの、どこかでディナーが出るとは期待していた。ただ、無人島内の出来事は他言無用の環境なので、25人分のシェフ厨房は用意し切れる筈もなく、何でも出来て余計な事を言わない三船管理人夫婦が、ビュッフェ美味しく作ってくれた。そう、十分美味しいので何を期待していたのだろう。ああ、スイーツのぎっしり桃寒天ケーキは瑞々しく、どうかの懇願。お客様でしょう。そこは是非とも。いよいよ折れてくれて、学ぶべく仕込みの弟子入りが認められた。  ビュッフェその後は、瀬戸内海日本酒品評会に入り、和気藹々と時間を過ごす。愉快だけど何か違うぞ。お昼のムラムラが、何故ここに来ないのだ。それでいきなり、ご苦労様でした、解散。えっつ。  まあ良いや。私と鈴鹿は同じコテージ部屋で、セミダブルのベッドくっつけて仲良く眠る。筈もない。ここからでしょう、夜はもっと奔放かと思ったら、何らモーションも見せないし、廊下の喧騒さえもない。  何で。このまま終わりか。君達は、海辺で雄々しい、饒舌そのままの、あのギンギンペニス見せるだけ見せて終わりか。ゆうりさん、咥えてくださいの直角お辞儀もないか。ああと、勢い余って立ち上がった時に、腕をぎゅっと引かれた。鈴鹿だ。 「ゆうり、どこ行くの」 「ああ鈴鹿、トイレに行って、冷蔵庫の夜食食べて、風にあたりに行って、ちょっと時間掛かるかも」 「ゆうり。コテージでの性交は全くないのが、しきたりになってるから。どんな処女が飛び込んでも、何も起こらないよ。男子部は、日本酒かっくらって、いびきかいて熟睡、はっきり言って無理、無理よ」 「鈴鹿。それ、早く言ってよ。もうペニスがずっと瞼を瞑っても残ってるよ。お情けで一本だけでも」 「珍しく、その積極性。まあまあかな。ゆうりはね、夜はぐっすり眠らないと、熱射病になるよ。ここ初心者が最終日迄コンディションで落として寝込む、それだから。ゆうりは、フィジカルモンスターなら分かるでしょう」 「それ言われると、照り返しきついし、体力が確かにギリギリだし」  私は絶望し、ベッドに倒れ込み、鈴鹿に抱きつく。鈴鹿の尚の雰囲気分かれよが非常に鬱陶しい。関西ってどこか底意地悪いが、ここでクーか。私は、鈴鹿にしがみついたまま、勢いよく鈴鹿のロケット乳を揉む。まあ、ネタのままに溢れてますわ、本当に。これはこれで色香方面が我慢出来る。  そして鈴鹿も、私の柔らかい胸を揉むが、ああそうなんだなと。女性の扱いの決め事として、下から揉みほぐすも、適時に乳頭をいじり倒さない。いやこれは、恐る恐るかなと思ったら、鈴鹿は月明かりの中でどうの顔をしている。鈴鹿は適度にSEXはこなしているが、嫌われたくない理性で生きてるのかと、ここで今更になる。  鈴鹿は不憫か。嫌われたくないなら嫌われる事をしない、優等生らしいコミュニケーションだ。私達は月明かりの中で、胸を揉み合う内に、鈴鹿の愛撫は、私の愛撫にシンクロして行く。いい。そう、いいでしょう。互いに言い交わしている内に、いつの間にか深い眠りに落ちた。  ◇  そして翌日から、朝7時に起きてストレッチ。柔らかい私が即刻トレナーになって、固い固いと、男性も女性も身体を密着させて介助する。まあ、そのスタイルの見極めは必要だ。そこから7時半にビュッフェ。  9時にはヌーディストビーチに向かい、海岸掃除しながら、一仕事終えると裸体を晒す。折々で喘ぎ声が聞こえると、興味津々で遠目から見惚れる。  昼は一旦羽織って、またクラブハウスでビュッフェ。その後またストレッチして、午後はまた裸体を晒してヌーディストビーチへ。また喘ぎ声が聞こえると、つい見つめる。  ゆうり、そんなにビーチいて楽しいかは、何もしないのも休暇と、かなりのヌーディストビーチ上級者に仕上がっている。  私は日焼け止めを頻繁に塗っては、この裸体で自然に溶け合う。うっかりマイクロビキニパンツを脱ごうとするも、処女なのでカモンのサインはまずい。そう、男女の裸体を存分に見れるだけで満喫している。  鈴鹿が気を利かせて、おっとりタイプの男性を連れ来る。非常に悪くはないが、鈍感では私がザーと切れる。まあ切れても、舌打ち位なので気づかないだろうけど。でも、芸能界に入るとその辺の、馴れ馴れしさには慣れたので、私も大人か。  私は、そのおっとりさんのデオドラントローションの強いペニスを咥えては、行くなと脈動するとカポンと口を外し、射精の大きな放物線を描かせる。わあ元気でしょう。グッドサインにグッドサインで返す。いい、このまま見ているだけで終わるかと思ったが、今日はぐっすり眠れそうだ。  そして18時には、クラブハウスに戻りシャワー浴び、ラフ衣装に着替え、夕食ビュッフェに舌鼓、スイーツにも感激。夜は太らない様にの自制を心がけ、瀬戸内海日本酒品評会に参加。これ最高と関係したおっとりさんの肩を叩く。勝手におっとりさんを連呼するものだから、あの、関西ローカルですけどドウモ・ルクセンブルクの深谷正誤ですと畏れる。そうは言っても、元気な射精の好印象しかないので、3回目の自己紹介で、そうそう正誤ねを覚えた。  そして就寝。鈴鹿と抱き合って眠ると深い眠りに入れると気付いたので、このルーチンが毎日続く様になる。  ◇  最終日は10時に出発となるので、前日の6日に、何か畳むぞの雰囲気をやっと掴む。ひょっとしたら、ゆうりとSEX出来るかのチラチラ視線を貰うが、私の筋肉質の裸体を見ると悉く怯むので、押し並べてフェラチオ止まりにしてくれる。成る程雰囲気ね。処女行けるかなも、残念ながら、そんなホスピタリティある面子ではない。嫌な女性に見えようが、図が高いであるぜよの漂う雰囲気。純潔を守るには、自ら発するのもコミュニケーションと少しは学ぶ。  その6日目午後。鈴鹿が、元恋人の小湊丹頂さんを連れて来る。一切後腐れのない会話で、ああ苦労したのだなが、涙がチョチョ切れそうだ。いや、それは突然だった。鈴鹿がごく自然に、丹頂さんをビーチチェアに沈ませると、鈴鹿は深めのキスを恥じらいもなく長く続ける。えっつ、元鞘紛いって抵抗あるんじゃないのかだ。  いや鈴鹿は、勝手知りつくした様に、丹頂さんを全身リップし、丹頂さんの頭脳ペニスを咥えては、聞こえる様に咥えながらカポンカポンと昂りを確認する。垣間見る頭脳ペニスは、丹頂さんの一言の度に脈動しており、こんな能動的なペニスがあるかと、余りに新鮮で、堪らずジワーと来た。  鈴鹿はこの上ないと判断し、女性上位で、丹頂さんのペニスをカントへと捩じ込ませて行く。この捩じ込ませ方が、ああ付き合っていたのか、こんな濃いのかと、私の方がハフを多く漏らす。  そう進んで捩じ込んだ以上、鈴鹿が呆気なくノックダウンするだろうはこの時気付いていた。ああん、ああん、鈴鹿が闇雲に腰を動かすと、果たして3分で鈴鹿が行き果て、背中から砂浜に転がった。  しょうがないなと、私は立ち上がり、鈴鹿の身体を起こす。鈴鹿は休憩しながら、私は丹頂さんに歩み寄り、頭脳ペニスを丁寧に握る。触れると目眩く想像で脈動するペニスを擦ってしまう。反応が実に早くIQ高いなの感動が来る。良いもの持ってますね。美人さんから言われると恥ずかしいです。もう嬉しい、と言いながら含むと、舌の動きに、やたら敏感で口の中でペニスが唸る。この感動は私は紛れもない女性かと錯覚してしまいそうだ。確かにこの頭脳ペニスでは、争奪戦が起こる訳だと、自然に丹頂さんの乳首を転がす。乳首も純粋に感度が良いようだ。  ああ、頭脳ペニス仕上がったかな。この頭脳ペニスが凄まじく射精するところが見たくなったので、フェラチオからジョブに移し替えたら。ありがとう、と誰かに強引に頭脳ペニスを奪われた。丹頂さんの頭脳ペニスが、誰かのカントにジョボジュボと泡立てる様に沈んで行く。誰よ、せっかくのイベントを。窺い見上げると、そのカントは椿飛翔さんそのものだった。 「あん、あん。やはり、丹頂のペニスが日本一よ。私の為に、ここ迄我慢して固くなるなんて、幸せよ。もう動けないわ、丹頂、腰動かして。そう、そうよ、クリトリスが擦れるの、ビクビク来てる。ああ、もう愛液の音がいやらしいわ。丹頂が悪いのよ、誰でも立つなんて若さにも程があるわよ。そうよ、丹頂、あなた最低だわ。でも愛してるのよ。そう、世界一よ。丹頂もそうでしょう」 「ああ、愛してる、飛翔」 「そう、そうよね。丹頂最高よ、いつでも来て、私が全て受け止めて上げる」  何というか、飛翔さんの頭の回転の速さは分かっていたが、実直にツッコミの天才なんだなと思う。それを受け止める丹頂さんも、ボケの天才でもあり。こういうのって相性だと思う。悪いけど、鈴鹿にどんなに未練があっても、この二人の間に入る余地はまるで無い。天才を理解できるのは、どうしても天才で、こうまざまざと見せらると、私の恋愛観もアップデートするしかない。  私が堪らず、情熱的な恋人のSEXに拍手をすると、知れず皆に集い囲い拍手を送る。その照れかどうかで、飛翔さんが行く、丹頂さんも行くで、同時に果て、しなだれて砂浜に大の字に転がる。  傍の鈴鹿が、堪らず泣き出し始め、逃げ場所として碧過ぎる海に飛び込む。私も追いかけて飛び込み、鈴鹿を抱き抱える。鈴鹿は泣きじゃくる。私は、見たでしょう、鈴鹿も大人でしょうと、格の違いを柔らかい言葉で慰めた。  そこからの鈴鹿は、翌日の解散に移動も、終始吹っ切れた様に饒舌で、皆が気を遣ってバツが悪かったのを和ませて行った。こういう明るさは鈴鹿の良さだ。  ◇  そうこうで、私が東京に戻って困ったのは、あれだけ日焼け止めを塗りたくったのに、3トーン日焼けしていた。そりゃあ日々裸体を晒すのだから、日焼けしている感覚は麻痺して当然だ。確かにマイクロビキニとの境を見ると、極上にエロい。お尻がほぼ丸焼けは今すぐ食指が動いて当然。これを私の若人ファンに是非見てもらいたい限りだ。しかし、三島勇気フロントマネージャーからモデル業どうするの、どこの編集部も色白鉄則でしょう、とこっぴどく怒られるも、すいませんで押し通す。  まあ、スタッフ達からこっ酷く怒られるも。皮肉な一致か、私と沖縄出身のわたりの肌の色が同じになったので、物別れで解消した二人のユニット:OpheliaS復活させないかが局内で持ち上がる。いやです。わたりのルーズにどうしても付き合いきれませんと断固固辞する。  その次の年は、TACCHの大不評公演「Tokyo Meeting.4」で、私は行けなかったが、天満島の乱痴気騒動として盗撮写真が週刊誌にバレる。これは女性側の痴情のもつれかと深く察した。追い込みスクープ第二弾もある筈なのに、しょうがないなお笑い芸人はで、ワイドショーの反応は、阿保やね。若いね。羨ましいわ。と微笑ましい話題になったため、一気に白けた。  そうとは言え、私も参加して来てやーと言われたのに、過去推定参加に名前が上がらないのが不思議だ。泉さんのご機嫌を伺いながらやっと吐くと。泉さんの懇意の、意を汲んだ記者淡路昌己が、参加者の名前をバーター案件としてマスキングしたらしい。泉さんの興味なさげに、何処まで行った。実際フェラ位です。気分転換は必要だと無罪放免になった。  ◇  それから歳月も流れ、TACCHは解散。私天宮優里は女優になる。ピン芸人小吉鈴鹿は、溢れてるが2度目の絶好調のお笑い芸人家業のキャリアを積む。  そして関西弁に浸りたいなと、恵比寿のお笑いライブハウス:ラフィングルームに行き、そして楽屋訪問でつい語らうと、天満島懐かしいによねと、ちらちら窺う。鈴鹿が、今はほとぼりを冷ましていると、素っ気無く切り離す。そうか。あの内海の碧さは、比較の余地もないど真面目なリゾートなのに、至極残念。  ただ2025年4月。鈴鹿からメールで連絡を貰った、8月お盆開けに天満島解禁になったの情報解禁。  私のスケジュール的には、お誘いされたArtificial Sports Carのドームツアーのダンサーチームの準備は9月からだし、即答で行くと宣言する。私は尊敬した恋人とやや順調も、お相手がSEX方面にその気にならず、身体の疼きがどうにも相殺出来ない。これだよ、天満島はまさに楽園。超秘密裏のアバンチュール行くしかないでしょう。  鈴鹿からは散発的に、天満島の夏の合宿の散発的な情報が送られて来る。天満島のこれ迄の休養期間は、ほとぼりを覚ます以外に、あの1年225日の男女コンビが結婚し、夫婦としての養育期間もあった。  また鈴鹿も、チャラいピン芸人一之瀬松明と、やっと半年前に両親の許可が降りて婚約した。良い相方でしょう。それは良いペニスを持ってるしね。それはそうだ。そして鉄マンの漫才コンビラナウェイも家庭を持ったと。これぞ、皆女性の適齢期ラッシュかと鼻をくすぐる。これはとてつもない事が起こるぞの予感しかない。  日々、私がウキウキと舞い上がって行く事から、事務所の看板女優の東海林鶴子さんから膝を合わせられた。優里さん、どうしたのかしら。鶴子さんの洞察力は凄まじく、真心もある女優だ。  うん、そう。私は、お笑い大好きの鶴子さんに洗いざらい話す。おお、SEX容認地帯で鶴子さんの顔がとろける。芸人さんはご立派とは聞くけど。ええ行きは良いです。そこから前しか向かない会話の乗り反りで、スマホのお笑い動画見ながら、この方はこんなサイズで、味はこんな感じです。そうなんだと。私達は、いつの間にか鼻と鼻が接触するの超密談。  鶴子さんは、私も行くと、その場で鈴鹿に電話を掛けさせられる。鈴鹿は本当に。本人に変わるね。鶴子さんは、談笑しながら、若いくて生きのいい方お願いねと、馴染みのお魚屋さんに電話している素ぶりだ。かくして、今回は再開を祝して、究極のサプライズ案件合宿となる。  ◇  そして2025年8月のお盆の翌週。子供をお手伝いさんに預けて、私と鶴子さんのシークレットゲスト有りの、グレードアップしたヌーディストビーチが幕が開かれようとしている。  移動は、丹頂さんのいつもの足の中で、同乗者に遠巻きにされる。鶴子さんは、白のバケットハットに、半透明の大きなサングラスとは言え。まさか、あの美人女優東海林鶴子がいるのか。似てるっちゃ似てる。いやいや優里の友達は美人さん多いからと、まさかとしか疑ってない。鶴子さんも名乗ればいいのに。のらりくらりと交わし、話がつい笑いへと逸らされる。ああ、構えて欲しくないんだろなと。そりゃあ、私が男だったら、鶴子さんの看板大き過ぎて勃たんわな。  そして岡山で関西組と合流し、クルーズ船に乗り、手入れが良く入った天満島が見える。接岸し、砂浜の沈み込みが身体が覚えており。歩く程に、ああSEXがと、頭が点火して行く。  そして勝手知ってる漆喰のリゾートクラブハウスへとへと入り、改めて自己紹介を兼ねたオリエンテーションに入る。この時点で、ああ何てこった女優さん組かと、勝手に線を引かれ、気分を損なったので、優里です、全裸参加です、よろしくお願いしますと気合いを入れた。鶴子さんも、お目汚しですが全裸参加です、何卒お願いしますで、選り抜きの男子の息が完全に止まった。私には分かるが玉袋がキュッと上がった顔が軒を並べる。飛翔さんが堪らず、同じ人間だだし、同じ性欲持つし、何をビビってるのと楔を大きく入れる。とは言え飛翔さんも目が見開いている。  そして着替え。昔の処女だった頃はマイクロビキニパンツつけていたなと感慨深く。鶴子さんには、ああは言っても着て良いのですよと諭す。鶴子さんは、着けてたらSEX出来ないんでしょう。鶴子さんの、意外に陸上選手体型の裸体を改めて全裸チェックする。チャキチャキの瞬発力。無駄な脂肪もない。淫水焼けもない。アンダーヘアーも処理済みで、凹凸のある恥丘で私がムラっと来る。総じて、純粋日本人なのにクロアチア美人ぽく、このエッセンスがどうしても惹きつけて止まないのだろう。ウィットも美貌も肉体美も、アートレベルの域。抱けるか抱けないかで言えば、勇気しかないあ。  プライベートビーチで寛ぐと、私もそこそこ売り出し女優だが、あの人気女優東海林鶴子さんが全裸okの意思表明をしたので、皆がそわそわし、遠巻きになる。しょうがないな、鶴子さんに恥ずかしい思いさせてどうするのと憤る。鶴子さんは、そりゃあ可愛い男子ですものと、焦りの見えない笑みを讃える。俳優と言うのは待ちを含めての佇まいと思い知らされる。  このプライベートビーチには、あのおっとりさんもいる。コンビ芸人だけど、関西弁がはんなりしているので、ここぞの関西系のドラマと映画には呼ばれる様になる。たまに関西のスタジオですれ違うと、私達はにこやかに挨拶する。  そして、おっとりさんが挨拶に来る訳だけど。私が、全裸で次第に大きく股を開くと、媚びた視線を察したか、おっとりさんが膝を落とし、私のカントをクンニリングスする。いい。これから時を隔て念願のSEXかと思うと、カントもこの通りジュルジュル濡れる。そしてクリトリスでビクンビクンと軽く行き果てる。さあと、おっとりさんを左脇に引き寄せて、私は音を立ててフェラチオをする。恋人がいても敢えて欲しがりの姿勢は、こうでもしないとSEXが燃え上がらないだろうだ。このおっとりペニスもずっと正解だ。ああ、欲している。行く。何の事かとかと思ったら、熱い精液が口内で跳ねた。私が油断した、脈動を捉えきれなかった。まあ気を取り直して精液を飲み干す。今度は全身リップかな、おっとりさんの手を引くも。ごめんなさいで砂浜をダッシュして行く。逃げられた。鶴子さんは、この初々しさは素晴らしい、もっと見たかったのにと前のめりになる。私はここは激しく同意する。いや私の今のテクニックと美体だったら、そもそもペニスの持久力がある筈もないのに、何が恥ずかしいのだろう。  その鶴子さん。私達の前を通る、ビンビン男子に、日焼け止め塗って下さると、普通にお声掛け下さる。もっと塗りこんで貰えるかしら。マッサージもして下さる。そんなに離れていたら力を入らないいでしょう。もっと接触して。そうこうで、知れず青年ペニスを自然に握り、美味しいのねといつの間に咥え、鶴子さん自らの股間を開き、プライベートビーチでいらっしゃいと誘う。普通にSEXしてしまう筈だが、男の甲斐性がここで露見する。  堪らず恥ずかしがって半分の男子は立ち去った。しかし居残った男子と鶴子さんは、演技も無しにSEXを堪能する。素敵ね、うんそこなのよと、私を愛してくれるのね、ふふ。鶴子さん相手に、正常位一辺倒かも、何時間見てもうっとりするので、もう虜は止む得ないものか。  初日は滑り込みでご賞味は達成。鶴子さんは、テレビで見るより素敵な男子ね。お笑いの方は元気で良いわね。それ鶴子さんもですからと、大きなツッコミを入れる。  夕食のビュッフェははただ和やか進み、瀬戸内海ワイン品評会も笑いに包まれる。ただ、今日で参加男性全てが鶴子さんに額面そのまま魅了されたとあって、女性陣からやや距離を置かれる。  ややご不満の鉄マン女性コンビラナウェイが、甲羅干しに来たとちゃうと愚痴を溢すと、朗らかな鶴子さんが宥めお酌する。そうそう濡れ濡れなのにねと、その美貌から出る言葉に驚き、距離がグッと詰まり盟友となる。  皆浮き足立ってる。まだ始まったばかりなのに何を焦っているのかになる。そう言えば私も全裸参加なのに、今日は一本咥えただけかと我に返る。  その日相部屋寝室は、してないよとどうしても身体が疼く。こう言う時は、同室の鶴子さんと胸を揉み合いながら、また深い眠りに落ちた。揉みつ揉まれつ、女性同士は感度調査が抜群だから楽だ。そう、こう言う時は割り切って体力キープ。これは天満島で合宿では大鉄則だ。  ◇  次の日からは、鶴子さんの口内は絶妙、下のカントも絶品の底なしの評判が相なったので、鶴子さんに恐る恐るでも声を掛けられる様になる。女優東海林鶴子の肩書きはやっと降りる。  ただ職業お笑い男子なので、何かを掴んでから次の段階に進もうとするので、鶴子さんは笑顔でも苛立ち始める。はしゃいでるフリしてペニスをジョブする仕草なのだが、男子は爆笑だけで踏み込んでこない。  しょうがないな。私と鶴子さんに日焼け止めを塗って下さると、きつめの口調を言い渡す。鶴子さんが、お願いねと仰向けになりお尻をちょっと上げる。濡れたカントが太陽でテカる。私も倣い、お尻を上げる。  そして、日焼け止めが丹念に塗られて行くと、若い男性のその手だけでも、私と鶴子さんの吐息が漏れる。アンは、何度言った事だろう。そして言葉のペッティングも上品にスムーズ。さり気なくペニスを触れ摩り、ペニスが近くに来ると舐め含み、ごく自然なビーチSEXに至る。女性の体質から、誰でも良い訳では無いが、手順をちゃんと守ってくれると、女性の身体は出来上がるものだ。  恋人がいるから、SEXのスキンは鉄則だ。こうも若い男子を咥えると、はち切れてて青いので、慣れずにむせる。ああでも、これも良いとは私も妙齢になったものだ。これはちょっと、恋人に酔っても到底言えない。  ◇  2日目で、私達のスペースは早くも人気になったので、3日目からは、お付き合いとして鈴鹿も横付けし、あやかろうとする。 「もう無理、優里も鶴子さんも絶好調、勝てる訳ないでしょう。しかも全員裸体って、初めての合宿だから、皆テンション高いし、ここからよう離れんわ」 「それはそうだけど。鈴鹿は溢れてるでしょう」 「溢れてるーも、若いから受けるのであって。最近はただのハレンチおばさんに、もうちょいなのよ。ノーブラでポチってるーで開き直ろうかな」 「鈴鹿さんようこそ。私達、気を使われているのよね。鈴鹿さんの明るさは救われるわね。でも、ちょっと切ないわね。私達に気遣って、若さそのままイキリ倒す輩は皆無なのよね。乳房を思いっきり揉みほぐしたり、バックでお尻を揉み尽くしたり、どやどやとかの言葉責めもあっても良いかな。そう、適度な積極性がどうしても物足りないわよね」  鶴子さんの明るい積極性に心が打たれる。開放的ってなんなん。  私と鶴子さんのビーチパラソル、そして隣のビーチパラソルに鈴鹿の列席になり、ある事を企てる。マイスター男子を3人で引き込んで、実質4Pで盛り上がる。  だがしかし。全員裸体に、SEX無制限の状況である事で、女性陣の余りの女盛りに怯んだ不能者が出始め、私達の前を避けて通られる様になる。仕方がないので、日焼け止めを3人で塗りあうと、何か違うわよねは激しく同意する。  その雰囲気を払拭すべく、鈴鹿が丹頂さんを連れてきて献納しますと、極上の4Pを勧める。処女を遅まきながら卒業して好調の私が乗りだす。 「そう言えば丹頂さんとは至ってないですよね」 「ええ、良いのですか、光栄です」  私はビーチチェアで徐々に大股を開き、バレエストレッチの180開脚を披露する。女陰も開いたか、潮風を下半身でも感じる。これだから野外は奥が深い。  丹頂さんは丁寧にこまると、私の未だ綺麗なカントを満遍なくしゃぶる。焦ってクリトリスばかりを刺激しないのが素敵だ。全方面に頭が回ると言うのはこう言うことか。そう来たら、そっちもなのね。恥丘を丁寧に撫でながら、女陰の上から下まで吸い尽くす。私は、丹頂さんの積年の頭脳ペニスの愛おしさを目の当たりにし、艶のある声が出てしまう。  何にこの不穏さ。傍らの鈴鹿を伺うと、強い嫉妬の顔になり、屈んでいる丹頂さんの背後に周り、手を回しペニスを激しく扱いている。本当節操が無いと言いながら、不適笑みを浮かべる。そして鈴鹿は、丹頂さんのペニスを強く扱き抜き射精させる。丹頂さんは、アッとは言ったが、未だ私のカントにしゃぶり付く。そこ迄従順だったら、丹頂さんに最初に捧げて良かったかもしれない。まあそれも大人だからこその一感傷だ。 「丹頂さん来て、もっと、しましょう」 「いや射精したばかりだから、ちょっと待って下さい」 「いいわよ。ここは私の出番ね。丹頂さん、こちらにおいでなさいよ」  鶴子さんは、丹頂さんを手招き、立たせたまま、ビーチチェアから頭脳ペニスを丁寧に頬張り尽くす。女優さんだからではなく、咥えた仕草がカメラ映えする。普通に物語の一部として、つい眺めてしまう。鶴子さんをそのまま褒めると、それだから愛人出来にくいのよねと、頭脳ペニスをしゃぶりながら微笑む。丹頂さんの、その柔さもある弾力のある頭脳ペニスは、もう食物であると酷く思い出す。  鶴子さんは、はあ、と口をから離すと、頭脳ペニスが直角に何度も揺れる。おやと思うといつ間にかスキンを付けている。鶴子さんは幅広い仕事で濡れ場は上手いからなと得心する。そしてこの頭脳ペニスの柔軟度は素敵な仕上がりだ。鶴子さんを連れて来て正解だと思った。  私は正常位で迎えるべく、膝を曲げ股を、恥ずかしくも、カントから熱い愛液がつい溢れる。濡れてるけど、ここ迄仕上がってるのは野外こそか。これは汗よの言い訳を考えたが、目の前の素敵な頭脳ペニスでは、そんな嘘が罷り通る筈もない。私はカントに触れ、鶴子さんが仕上げてくれて濡れてるわと漏らす。半分大嘘も凄く恥ずかしく、鶴子さんだけが視線動かさず微笑む。そうと通りです、私の敏感女体反応です。  昂った丹頂さんが果敢に頭脳ペニスを握り、私の濡れたカントにするっと先を入れる。フランクフルト、良いわ。この柔軟性のある弾力が、私の中で泳ぎながら、程良く繋がる。ずっと射精せずに繋がっていたい、この中毒性。鈴鹿のネジが更に緩いのは、こういう事か、危険な男だ。  私は丹頂さんの口を舌でこじ開け、丹頂さんは悪どい方と攻め尽くす。鶴子さんがこっちもよと、私達の間に入り、ディープキスを奪う。鈴鹿も、ううんもうで、勝手知ったるが如く、丹頂さんの胸を吸い尽くす。この賑わい、大人になっての4Pは実に味わい深い。丹頂さん、いつでも行っていいのよ。そう、返って早く行って欲しいと思う。いざ、こんなフランクフルトがいつ迄もカントの中で暴れていたら、またいつか丹頂さんを欲しがってしまう。止めたいが情動が止まらない。線引きとして、あと3回は果てさせたい。それ以上は、飛翔さんを何処かで嫉妬してしまう、鈴鹿のように。時間を経て、漸く鈴鹿を同情出来るなんて、私は人手無しだ。意識が真っ白になったと同時に、丹頂さんが覆い被さった。あと2回、こりゃあ無理だ。  ◇  そして、幹事の飛翔さんが次の日の朝のビュッフェの最後に、注目と、パパッと全てを脱ぎ去る。見惚れる程に、乳首が勃起しており、素直に頬張りたい。そして愛液も太腿を堂々を伝い夥しく流れて行く、これも勿体無い。皆がまじまじと見つめるのは、そう、仕上がってる女性を抱きたいの原始衝動だ。  これは優里と鶴子さんの接待パーティーでしょう。あなた達、精鋭連れて来たのにこの体たらくは何と。そして、飛翔さんがどんとマカドリンクを置くと、自ら一気飲みし、イエス。そして皆がマカドリンクを手に取り飲み干し、プハーと吐くと、いの一番にヌーディストビーチに元気に駆け出した。  そうとは言え。若いのに栄養剤に頼るのはどうなかな。私は、元気男子を誘う為に、折に連れカントに触れながら思いに耽る。別に野外の自慰のそれでも爽快感はある。  そして今、真隣の飛翔さんと丹頂さんの夫婦エキシビジョンマッチが始まる。やたら芳醇な濃厚さで、フランクフルトの様な頭脳ペニスで、飛翔さんやたら敏感に全身が律動する。絶好調でしょう。これは互いに信頼があれば生涯倦怠期とは無縁だろう。私は一角の女性として嫉妬した。ああこれが夫婦なんだな。SEXで深まる愛もあるのだなと。  このポルノチックなエキシビジョンに、皆が釘付け鑑賞となる。飛翔さんの、イクイクのえげつない歓喜に、その都度歓声が上げる。鈴鹿も憑き物が落ちた様に、二人を応援した。私もいつの間に自慰が止まり、凄い凄いと称賛せざる得ない。  そして、その日よりのヌーディストビーチは、男子が真価を発揮して賑わい、私達女性の股間は濡れぱなしだった。その分夜は崩れる様に眠った。  鶴子さんが力説する。若さ任せの体力のSEXは素直に良い。まあ、それも鶴子さんの美貌だったら、生涯リースの方が人生満喫するだろう。 「でもね。楽屋で出会ってしまう男の子って、凄い可愛いのよ」 「それって、タレントさんですし、一般人より可愛いですよね」 「ふふ、それだったら尚更。可愛い誰かさんと結婚して、私の息子君にいたら、可愛いでしょうね」 「そこ。きっと可愛いを完全保証します」 「それだからなのよ。ああ生涯、私を愛してくれると思うと、こう結婚しないといけないなって」 「でも、揺るぎないペニスも欲しいですよね」 「そうなのよね。女性って欲張りなのよ。あな、切なや」  そして私達は、プライベートビーチで体力を温存しながら、精鋭のペニスを満喫する。私はどうしてイキって、瞼の裏に恋人の姿が浮かぶ。恋人にもっと満たされたい。女性は馴れ初めも含めて、成長して行くと改めて思い知る。ただ、激しく突かれ行くのも、女性を強く満たしてくれる。この揺れる危うさ、私もまだ若いなと苦い思いをする。  日増しに。鶴子さんのタフさに追いつこうとすると、私も自然に今のSEXの感度が右肩上がりになる。弾けた時、悪いが恋人の影は吹っ飛び、もっと頂戴と喘ぎながら求める。ペニスに激しく突かれる中、鶴子さんを視線を感じると、それで良いのよ微笑まれる。  ただ不憫は、鈴鹿だ。基本会話のノリ反りの合う方としか相手にしないので、正味した二番手ペニス三昧ばかりで良いのかなと、率直に苦言を申す。鈴鹿は、そういうのが相性じゃないの。それじゃあ、丹頂さんとはどうだったか。ああ、丹頂は底が無いよね。そこ止まりか。鈴鹿は露出癖は強いが、貪欲な性欲は未だ目覚めてないかだ。  私は、余りに見かねたので、見そめたストロングペニスとの方の手を引き、鈴鹿を呼び寄せ3Pをした。そこからは、もっともっとでしょうで、鈴鹿を鍛え上げ、何とか淡い夏の合宿で女性を萌芽させた。これぞ合宿とも言える  その間私は、つい恋人に悪いなと思いつつ、離れた場所で松明さんとも致した。身なりと反対に余りにホスピタリティに満ちているので、鈴鹿を甘やかすと駄目になっちゃいますよと告げる。松明さんは、可愛い娘には弱いでしょう、ごく普通の男性ですよねと悪びれず言う。普通か。そういう優しさには飢えていたので、心と身体の隙間を、松明さんにたっぷり埋めて貰った。鈴鹿もそうだけど、私も同じく三十路やっとで、やれやれ男性遍歴は一巡したかだ。遅咲きではあるも、女性道に滑り込みセーフとは思う。  こうして、再開された天満島のイベントは、1週間思いっきり満喫し、情緒溢れる時間は激しく閉じた。  ◇  それから東京に帰って来る。果たして大問題に発展。私と鶴子さんでどうしても全く日焼けして、同じく岡山お土産の買ってを帰って来た事から。事務所の団栗社長に話を聞こうかなになる。キツイの貰うのかな。まあ、クローズドの無人島だったし。方便は立つ。  聴き終えた、団栗社長は闊達に。天満島いいね、芸の肥やしだね、海外留学させるより抜群の効果がある。修行させたい娘がいたら、優里頼むねと、本心からお願いされた。  と同時に、団栗社長に切り出される。答えは分かってるけど、二人に写真集の話来てるから乗るかい。勿論全裸で有る。いや脱ぐとしたら、映像作品の中で必要性があればこそ脱ぎますと、鶴子さんがどえらい啖呵を切る。そもそも、例えば10万部売れても都市圏外の中古マンションの頭金になるかだから、私と鶴子さんは丁重に断る。  団栗社長がそれならばと、二人揃って土曜朝の御殿場テレビのフリートーク番組「イージゴー・イージナウ」に出なさい。ああ視聴率微妙過ぎる番組。制作会社の一つが降りたので、オフィスだんぐりに救援投手の役割が回って来たらしい。団栗社長は90年代からMV制作に関わっていたので、顔が広く仕事も極端に取らないから、散々拝み倒されているらしい。  そしてそのまま、私達にお鉢が回って来る。同期生縛りのトーク番組のテコ入れって大変なんだよ。ここ脂が乗ってる君達なら行ける。そんな社長に絆され、私優里・鶴子さん・鈴鹿.飛翔さんの、まんま天満島満喫女性がブッキングされる。面白いと思ったら食いつく、本当商売人ですよ。  まあ「イージゴー・イージナウ」に出るも、恋愛話。鶴子さんが燃料投下で、丹頂さんにまつわる強奪話を振り、鈴鹿が吹っ切れた顔で懐かしいよね。懐かしいも何も、この先も天満島の夏の合宿があったら丹頂さんとSEX出来るから、普通に真顔だ。  そして鈴鹿が皆に知ってて振る、誰か良いと人いるの、ええ、私も私もと。その日のネット速報記事は、私と鈴鹿の恋人いる問題が、コタツ記事でも盛り上がる。その落ち着くところは、もう30代でしょうと冷静に沈静化して行く。30代タレントとはどうしても不遇なものだ。  ただ「イージゴー・イージナウ」の再配信が、どうしても絶好調だった。取り敢えず、団栗社長の采配で、ピンポイントで仕事の隙間のある事務所女性タレントが随時投入され、これも再配信が絶好調となる。  トーク番組のコストパフォーマンスのとギャラの効率の良さに気づいた団栗社長が、その口利き上手さから、御殿場テレビの秋期深夜トーク番組の帯を持ってくる。  当然ホストは私優里と鶴子さんとされる。そもそも喋り倒すより雰囲気でしょう私達、持つ訳ありません。団栗社長は大丈夫深夜番組だから誰も見てないから。はあ、明らかに事故を想定してるので、お断りした。それでも尚も交渉。ただその全裸日焼けがまだ引かず、ドラマに映画の仕事来ないよね。いやでも塗れば隠れます。来週収録だからよろしくと、軽く一蹴された。  その深夜番組「セカンド・ラブ」。ホストは私優里と鶴子さんで、あみだくじの爆笑トークから、座が温まったら最後にフリーショートコントを約5分演じる。私の笑顔エンドか、鶴子さんのダジャレエンドでつい吹き出して終了。  ただ何故か明らかに良いペニス持ってる男子ばかりブッキングされ、敏感な私達はとろけたまま洒脱なトークに興じる。何でここ迄ブッキング大ヒットが続くかは、社長の道楽のゴルフと釣りで風呂に入ると、裸の付き合いで股間を知る事からリサーチは99%済み。団栗社長にカジュアル管理されているのがアレだが、収録後の事務所直下の隠れ酒屋の打ち上げ会も100%行われるので、こっちはこっちで下ネタ話が炸裂して、非常に痛快ではある。  この出来上がった雰囲気で、視聴者女子には好調で視聴率も堅調。取り敢えずワンシーズン契約なので、10回目が最終回。まあ番組最後には、社長命令で、私が最愛の恋人さんと付き合ってるの一方的宣言をさせられた。良かったねの反応が99.99%。残りの0.01%は恋人さんで、付き合ってるの、いつ言ったけ。Artificial Sports Carのドームツアーの打ち上げ3次会ですけど、覚えていますよね。そうだよね。とでっち上げた。そうなのだ。付き合ってる宣言その前に、キスもペッティングもSEXもしてるのに、恋人扱いしない。ごく普通の盟友なので、言わずともが抜かってる。取り繕ったが、付き合ってるからのそうだよねを言わせたので、ぎりセーフだ。  ◇  そうして天満島での夏の合宿は、主要メンバーのスケジュール次第の不定期で行われる。  鈴鹿と何かと局内で出くわすと。ちょっと、いつ松明さんと結婚するのよ。互いに売れて来たから、ノリで電撃入籍。ここは転ぶ予感しかないが、松明さん理性的だから、信じるしかない。  ゆうりと鶴子さんはレジデントだから絶対参加よと打診をされる。不定期であっても40代迄続けるなら考えると、ややの承諾をさせる。  積極的な、若く雄々しいペニスの交歓会。女盛りこそに、天満島が無いと、ヒステリーしかないだろうから、まあ如何に美貌をキープしようかと、女性の甲斐性は底がない。
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