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すずか事吉井鈴鹿。TACCHのごく初期のメンバーである。童顔なのに美人、大まかに分類すると辛うじてアイドルに組み分けされる。基本和歌山白浜のお嬢様であることから、誰よりもファッションに詳しい。鶯谷マンションの寮の小栗泉さんの衣装部屋では、折りに触れ、私がすずかからレクチャーを受ける。ブランドの型落ちだけど人気あるよ。このブランドはあのモデルさんが積極的に着てるから被ってもね。見知らぬタグだけど数年で伸びる工房だから着なよ。そうこうで、私とすずかは、泉さんとほぼ同じやや身長高めなので、着回しコーディネート勉強会は大いに盛り上がる。その勉強会を通じて、後年も友好関係が続き、これ良いよとお洋服のお下がりを貰う。全部が正解である。私がそもそも美しいとかではなく、鈴鹿の美意識には脱帽という事だ。
そのすずかも基本本能丸出しだが、TACCHメンバーの猛禽振りを見て見切る。一緒にいたら大被害を被る。非常に分かる。すずかのここは、上品故に危険察知のアンテナが良いようだ。ただ私はやや原野から来たので、TACCHで歯を食いしばって生きるしか出来やしなかった。
すずかはごく初期にTACCHを脱退し、鶯谷のマンション退去後、恵比寿のシェアハウスに潜り込む。アルバイトしながら、自らのお笑い適正を探りながら、漫才コンビ:ホアンキンソンを組むも、鈴鹿しか見られてないと燻る。でも相方飛翔はネタの宝庫で、化粧映えもし幾つかの顔になる奥深さがあるので、私はつい飛翔さんを見てしまう。次の漫才コンテストでブレイクするだろうの期待も、ホアンキンソンはコンビを解消する。ここは実は深い訳がある。深いも何も男性なのだが、誰も悪く無いので取り扱いは繊細にだ。
ホアンキンソン解散後、鈴鹿はそれでもお笑いの自由さを探求しながら、ピン芸人小吉鈴鹿になった。PINグランプリの最下層から、盛りに盛った鮮やかなボディコン衣装で、溢れてるーネタで大爆笑のセクシー快進撃をする。
優勝は女子審査員から毛嫌いされ脱落したが、初出場で奨励賞100万円獲得した。後は”溢れてるー”で爆進し、関西の早朝の情報番組のレギュラーを掴む。もっとも早朝に来れる真面目なタレントがいないのだから、チャンスとは誰もしない事にまず挑むことも大切らしい。
そうとは言え。鈴鹿の持ち前の飛び出し芸、朝からセクシーな溢れてるーネタは関西で大人気となる。遅刻しても、溢れてるー見てしもうた。まあおもろいしな、もうええわ。朝のややピンクな清涼感を与えている。
鈴鹿とは折々で、何でTACCHに残ってくれたら心強いのにと両手をただがっちり握る。しかし反応は薄い。そもそもアイドルで、美人さんは、長く続かないでしょう、ゆうりも私鈴鹿も。お互い頬をこれでもかとおもろ顔にさせて爆笑する。いやTACCH低迷期、このオモロ路線も行けたとは思うけど。優里はただニコニコしてても、誰も笑ってくれないからと。はい一発芸を要求される。苦し紛れにセクシーポーズをすると、何で絵になるのかなで、しつこい位のリテイクを食う。
今にして思えば、TACCH早期独立組は、抜群の直感が備えており。独立後は、周囲のスタッフの協力はあれど大成功したのが、TACCHより羨ましく思う。
とは言え、それを見習おうにも、私には一から成し遂げる才覚はまるで無い。それをTACCH解散後直ぐに悟れた事は、3人に感謝しかない。最後でこそ盛り返したが、解散後、ほぼ全員低迷したのはゼロベースを思いつかなかった事だ。
これを、そのまま鈴鹿に言うと。それじゃあ、とことん付き合ってくれるよね。あは、そっちねと。女盛りの顔をおくびにもしない。
◇
2018年5月。TACCHの1stアルバム「Forever More」の全国ツアーも完走し、後はオフと個人活動に入る。大凡はステージだが、私はモデル業が多いので、皆よりプライベート時間は持てる。こういう時こそ大学で勉強だが、そんなインテリジェンスはさくや位であり、それでも通信大学になる。これはTACCHに入る前に、芸能優先とされたので、進学と大学は休学せざるない事もある。
そして、私は神戸出身ではあるので、関西弁に浸りたい時は、恵比寿のお笑いライブハウス:ラフィングルームにはまま通って、鈴鹿と交流を深める。鈴鹿は関西の早朝の番組のレギュラー番組を持っているので、都市圏営業は土日で周り、TACCHより遥かに忙しい。
その頻度から、そこのカフェで談義より、私もタレントでもあるので、まいどの顔パスは効き、つい楽屋での談義になる。今日の優里面白いよ。鈴鹿に、都度都度ステージに引きずり込まれ、鈴鹿と一緒に、太腿からなぞり、両胸を揉みほぐしては、二人で溢れてるー鉄板ネタの落としで、身体を張った爆笑を取る。私が事務所に怒られないのは、売れっ子小吉鈴鹿にあやかっておけの超法規措置だ。カメラの入らない舞台は、これこその醍醐味はある。
そんな中、共に天才にして恋人漫才コンビ:1年225日、椿飛翔さんと小湊丹頂さんと懇意になる。曰くあるのは椿飛翔さんで、鈴鹿と、あの漫才コンビ:ホアンキンソンを組んでいた。解散の経緯はぶっちゃけると、今の相棒美男子小湊丹頂を巡ってだ。最初に付き合っていたのは鈴鹿らしいが、宣言して無いでしょうと飛翔さんが掻っ攫ったらしい。
「そんなのよく見りゃ分かるじゃない。そもそもがあれであれなのよ。私の初めての相手が、イケメン、小顔、おでこ可愛いの丹頂さんであって。あら嫌だ恥ずかしい、でもこれは秘めなくちゃ。その結果が、どう見ても出来上がってる丹頂さんに、飛翔がアタックとはね。これがイタタ。照れて丹頂さんと距離おいていたら、丹頂さんが何か違うかなにもなるわよね。でもね、処女卒業で、いちゃいちゃしてたら、何かこう公私混同じゃない。そんな、日々モジモジしてたら。あら何よ、飛翔が丹頂さんと恋人宣言。そりゃあ取っ組み合いしたけど、あいつ柔道部だから襟をグリグリされて一本。もう何なの、ネタも才能も体力も、いや、ボディは絶対勝ってるけど、あれか、女性の武器が相当なのかよ。ああ、嫌だ嫌だ」
鈴鹿は、軽く5巡の強いぼやきに入る。要はSEXが未熟か、おう、今は大人の嗜みだよと。いや、そこは鈴鹿の性格上、お嬢様だから男性が取っ付き難いはあるよ。鈴鹿がガックリ折れ曲がり、恵比寿で朝までサシでヤケ飲みに付き合った。
付き合ったものの日曜日もステージは有り、また私がお笑いコンビで付き合わされた。大体やねの男子ボヤキ漫才は、絶妙な緊張感と共感を得て、鈴鹿大人なんだのアンケートが結構な数上がったらしい。
また別の週の楽屋挨拶の途中で、1年225日から、夏の合宿に来ないかと、積極的に誘われる。鈴鹿と一緒なら行きますとお断りのつもりだったが、ええ勿論と、飛翔さんが事もなげに言う。何だろう。飛翔さんは、軋轢のある鈴鹿も誘う寛容さ。目をじっと見つめるが、合宿費用0円だからと満面の笑みになる。こういう裏表の無さも、1年225日は人気お笑いコンビなんだなと。
私は夏の合宿をお誘いを持ち帰る。話を聞いた鈴鹿は、まあゆうりといつ一緒に旅行に行けるか分からないし。関西の早朝の情報番組も夏休み何処でも取っていいらしいし。と深い溜め息をつきながら、どう。私は、今年の夏はTACCHの定期公演無いし。何より合宿費用0円は、薄給に助かるし、無駄に都内にオフってもあれだから、魅力的とは答えた。
そして1年225日の楽屋に、敢えて私と鈴鹿が訪ねては夏の合宿参加お願いしますとお辞儀をした。飛翔さんは畏まらなくて良いからと、そのままの優しさで私達を労る。鈴鹿には悪いが、飛翔さんは良い人なんだよ。
◇
その年の2018年のお盆の翌週の夏。
都市圏組は、資産家族小湊丹頂さんの自家用機で、羽田から岡山空港迄一っ飛び。岡山港で関西組と合流すると、大型クルーザーでわいがやしながら、瀬戸内海を渡る。
思った以上のセレブっぷりに、まだ丹頂さん結婚してないんでしょう、奪い返しなさいよと鈴鹿を背つく。鈴鹿は素っ気ない視線で、島に行くと分かるわよと口を尖らす。
内海を渡る先は、岡山県の臨海島の天満島。この今回の大型クルーザーに乗船する面子は何て事ない、全てお笑い芸人で、関西大手のお笑いプロダクション藤崎姉妹社の若手タレントだ。
大型クルーザーが着岸し、これまた丹頂さんの立派過ぎる漆喰のリゾートクラブハウスへと招待される。大リビングにて、面子は分かっているが、改めて自己紹介を兼ねたオリエンテーションから始まる。皆何故か溌剌としており、何だかな、何を舞い上がってるかになった。
配られた予定表を見ると、3食ビュッフェに、ほぼプライベートビーチ満喫なので、まあ水着好きなんだろうになった。見たいか。そうだろうと思って、Tバックビキニ5セットは持って来ておいた。君達、今回だけだぞ。
ただ飛翔さんにこっちと、クラブハウスのゲスト女性室を案内して貰うと、はいこれ、次々何かの生地を渡される。何かと広げると、マイクロビキニのパンツのみだった。鈴鹿、ちょっと。ゆうりは裸抵抗ないでしょうと、軽い揉み合いになる。鈴鹿は、無人島だし開放的よと微笑む。まあ、開放ようこそのサービス込みで来たのだから、解放ほぼ全開になっても、別に良いかで鈴鹿に恩を売った。
無人島のリゾートクラブハウス前のプライベートビーチは、実質ヌーディストビーチである。解放的な合宿のルールをこれまた後付けで聞くが、全裸はSEXがOK。それ以外はマイクロビキニパンツを着用。要は人目を憚ったSEX容認地帯だ。
いつもこうなの。2年前から。鈴鹿が来てから盛り上がってるらしい。そういう事。そういう事なのよ。このSEX容認地帯で、飛翔さんが丹頂さんを虜にしたらしい。持ってるんだ、女性とは中身込みだからと、鈴鹿は途端に切なくなる。
このビーチパラソルの下、私は赤のマイクロビキニパンツでバストアップ、鈴鹿は全裸と、開放的だ。
まじまじと鈴鹿を見る。出会った頃は、乳頭が小さ過ぎてまあ若いなだった。ただ元バタフライの水泳選手と合って、顔に似合わずの胸筋が有ったが、今はもっと強化されている。鉄板ネタの溢れてるーを極める為に、時間があれば会員制プールで特訓して来たらしい。私は、どれどれと乳房を掴むと、固い。そうと、鈴鹿が力を抜くとてきごろな揉み心地になる。ここ迄仕上げるの。いつかボディービルダーの新ネタも差し込みたいと、芸人街道突っ走ってる。
そして会話の中で、参加者の男女比率はやや半々、女性が多い。男性多い筈でしょう。鉄マンが多く合宿に来たものの挫ける傾向。そ鉄マン存在するの。そりゃあねと、筆頭の女性コンビ:ラナウェイを指差す。熊谷火事さんに指宿左近さん、顔もそのままオモロイ二人だが、思いの他グラマー過ぎて、見つめてしまう。かなり化粧を施せば、全裸写真集は売れる筈だ。
その発起人はとはになる。天満島の所有者家族の小湊丹頂美男子その方。5年前から若いお笑い界隈の融和として、ヌーディストビーチええやんになったと。何かにつけ天才か。当初は女性少なく、小さい噂を聞いた女性界隈が、何で呼ばんとドスドスど突かれ、女性参加が上回ってしまったと。
そんなSEX容認地帯で、鈴鹿は、元相方飛翔さんに、丹頂さんを泣く泣く取られる。回数に相性に、何事も積極性か。
そうよと、鈴鹿は立ち上がる。SEX容認地帯だから、私も満喫しないとで、右隣の金髪ツートンカラーの優男に手招きする。おお、ハードロック芸のピン芸人一之瀬松明さんだよ。私も狙っていたのに、まあ、鈴鹿のお手なみ拝見だね。
前戯も30秒そこらで、鈴鹿は、松明さんに跨り、やたらスローモーな女性上位に浸り、引き締まった胸を揉ませては、時折爆笑する。さて、鈴鹿も鉄マンなのかと、堪らず見つめてしまう。
そして鈴鹿の感度が上がりきると、松明さんが下から突き上げる。鈴鹿から、凄いの喘ぎが連発される。アン、ガクッと鈴鹿が行き果てると、松明さんが腕を引き、鈴鹿のノックダウンを回避する。鈴鹿はネタ以上に女性が溢れ尽くしている。お相手の松明さんも男前だし、隣で良いもの見せて貰った。勿論濡れているが、ここはプライベートビーチだから問題無し。
◇
そして日が暮れ、3食ビュッフェと聞くものの、どこかでディナーが出るとは期待していた。ただ、無人島内の出来事は他言無用の環境なので、25人分のシェフ厨房は用意し切れる筈もなく、何でも出来て余計な事を言わない三船管理人夫婦が、ビュッフェ美味しく作ってくれた。そう、十分美味しいので何を期待していたのだろう。ああ、スイーツのぎっしり桃寒天ケーキは瑞々しく、どうかの懇願。お客様でしょう。そこは是非とも。いよいよ折れてくれて、学ぶべく仕込みの弟子入りが認められた。
ビュッフェその後は、瀬戸内海日本酒品評会に入り、和気藹々と時間を過ごす。愉快だけど何か違うぞ。お昼のムラムラが、何故ここに来ないのだ。それでいきなり、ご苦労様でした、解散。えっつ。
まあ良いや。私と鈴鹿は同じコテージ部屋で、セミダブルのベッドくっつけて仲良く眠る。筈もない。ここからでしょう、夜はもっと奔放かと思ったら、何らモーションも見せないし、廊下の喧騒さえもない。
何で。このまま終わりか。君達は、海辺で雄々しい、饒舌そのままの、あのギンギンペニス見せるだけ見せて終わりか。ゆうりさん、咥えてくださいの直角お辞儀もないか。ああと、勢い余って立ち上がった時に、腕をぎゅっと引かれた。鈴鹿だ。
「ゆうり、どこ行くの」
「ああ鈴鹿、トイレに行って、冷蔵庫の夜食食べて、風にあたりに行って、ちょっと時間掛かるかも」
「ゆうり。コテージでの性交は全くないのが、しきたりになってるから。どんな処女が飛び込んでも、何も起こらないよ。男子部は、日本酒かっくらって、いびきかいて熟睡、はっきり言って無理、無理よ」
「鈴鹿。それ、早く言ってよ。もうペニスがずっと瞼を瞑っても残ってるよ。お情けで一本だけでも」
「珍しく、その積極性。まあまあかな。ゆうりはね、夜はぐっすり眠らないと、熱射病になるよ。ここ初心者が最終日迄コンディションで落として寝込む、それだから。ゆうりは、フィジカルモンスターなら分かるでしょう」
「それ言われると、照り返しきついし、体力が確かにギリギリだし」
私は絶望し、ベッドに倒れ込み、鈴鹿に抱きつく。鈴鹿の尚の雰囲気分かれよが非常に鬱陶しい。関西ってどこか底意地悪いが、ここでクーか。私は、鈴鹿にしがみついたまま、勢いよく鈴鹿のロケット乳を揉む。まあ、ネタのままに溢れてますわ、本当に。これはこれで色香方面が我慢出来る。
そして鈴鹿も、私の柔らかい胸を揉むが、ああそうなんだなと。女性の扱いの決め事として、下から揉みほぐすも、適時に乳頭をいじり倒さない。いやこれは、恐る恐るかなと思ったら、鈴鹿は月明かりの中でどうの顔をしている。鈴鹿は適度にSEXはこなしているが、嫌われたくない理性で生きてるのかと、ここで今更になる。
鈴鹿は不憫か。嫌われたくないなら嫌われる事をしない、優等生らしいコミュニケーションだ。私達は月明かりの中で、胸を揉み合う内に、鈴鹿の愛撫は、私の愛撫にシンクロして行く。いい。そう、いいでしょう。互いに言い交わしている内に、いつの間にか深い眠りに落ちた。
◇
そして翌日から、朝7時に起きてストレッチ。柔らかい私が即刻トレナーになって、固い固いと、男性も女性も身体を密着させて介助する。まあ、そのスタイルの見極めは必要だ。そこから7時半にビュッフェ。
9時にはヌーディストビーチに向かい、海岸掃除しながら、一仕事終えると裸体を晒す。折々で喘ぎ声が聞こえると、興味津々で遠目から見惚れる。
昼は一旦羽織って、またクラブハウスでビュッフェ。その後またストレッチして、午後はまた裸体を晒してヌーディストビーチへ。また喘ぎ声が聞こえると、つい見つめる。
ゆうり、そんなにビーチいて楽しいかは、何もしないのも休暇と、かなりのヌーディストビーチ上級者に仕上がっている。
私は日焼け止めを頻繁に塗っては、この裸体で自然に溶け合う。うっかりマイクロビキニパンツを脱ごうとするも、処女なのでカモンのサインはまずい。そう、男女の裸体を存分に見れるだけで満喫している。
鈴鹿が気を利かせて、おっとりタイプの男性を連れ来る。非常に悪くはないが、鈍感では私がザーと切れる。まあ切れても、舌打ち位なので気づかないだろうけど。でも、芸能界に入るとその辺の、馴れ馴れしさには慣れたので、私も大人か。
私は、そのおっとりさんのデオドラントローションの強いペニスを咥えては、行くなと脈動するとカポンと口を外し、射精の大きな放物線を描かせる。わあ元気でしょう。グッドサインにグッドサインで返す。いい、このまま見ているだけで終わるかと思ったが、今日はぐっすり眠れそうだ。
そして18時には、クラブハウスに戻りシャワー浴び、ラフ衣装に着替え、夕食ビュッフェに舌鼓、スイーツにも感激。夜は太らない様にの自制を心がけ、瀬戸内海日本酒品評会に参加。これ最高と関係したおっとりさんの肩を叩く。勝手におっとりさんを連呼するものだから、あの、関西ローカルですけどドウモ・ルクセンブルクの深谷正誤ですと畏れる。そうは言っても、元気な射精の好印象しかないので、3回目の自己紹介で、そうそう正誤ねを覚えた。
そして就寝。鈴鹿と抱き合って眠ると深い眠りに入れると気付いたので、このルーチンが毎日続く様になる。
◇
最終日は10時に出発となるので、前日の6日に、何か畳むぞの雰囲気をやっと掴む。ひょっとしたら、ゆうりとSEX出来るかのチラチラ視線を貰うが、私の筋肉質の裸体を見ると悉く怯むので、押し並べてフェラチオ止まりにしてくれる。成る程雰囲気ね。処女行けるかなも、残念ながら、そんなホスピタリティある面子ではない。嫌な女性に見えようが、図が高いであるぜよの漂う雰囲気。純潔を守るには、自ら発するのもコミュニケーションと少しは学ぶ。
その6日目午後。鈴鹿が、元恋人の小湊丹頂さんを連れて来る。一切後腐れのない会話で、ああ苦労したのだなが、涙がチョチョ切れそうだ。いや、それは突然だった。鈴鹿がごく自然に、丹頂さんをビーチチェアに沈ませると、鈴鹿は深めのキスを恥じらいもなく長く続ける。えっつ、元鞘紛いって抵抗あるんじゃないのかだ。
いや鈴鹿は、勝手知りつくした様に、丹頂さんを全身リップし、丹頂さんの頭脳ペニスを咥えては、聞こえる様に咥えながらカポンカポンと昂りを確認する。垣間見る頭脳ペニスは、丹頂さんの一言の度に脈動しており、こんな能動的なペニスがあるかと、余りに新鮮で、堪らずジワーと来た。
鈴鹿はこの上ないと判断し、女性上位で、丹頂さんのペニスをカントへと捩じ込ませて行く。この捩じ込ませ方が、ああ付き合っていたのか、こんな濃いのかと、私の方がハフを多く漏らす。
そう進んで捩じ込んだ以上、鈴鹿が呆気なくノックダウンするだろうはこの時気付いていた。ああん、ああん、鈴鹿が闇雲に腰を動かすと、果たして3分で鈴鹿が行き果て、背中から砂浜に転がった。
しょうがないなと、私は立ち上がり、鈴鹿の身体を起こす。鈴鹿は休憩しながら、私は丹頂さんに歩み寄り、頭脳ペニスを丁寧に握る。触れると目眩く想像で脈動するペニスを擦ってしまう。反応が実に早くIQ高いなの感動が来る。良いもの持ってますね。美人さんから言われると恥ずかしいです。もう嬉しい、と言いながら含むと、舌の動きに、やたら敏感で口の中でペニスが唸る。この感動は私は紛れもない女性かと錯覚してしまいそうだ。確かにこの頭脳ペニスでは、争奪戦が起こる訳だと、自然に丹頂さんの乳首を転がす。乳首も純粋に感度が良いようだ。
ああ、頭脳ペニス仕上がったかな。この頭脳ペニスが凄まじく射精するところが見たくなったので、フェラチオからジョブに移し替えたら。ありがとう、と誰かに強引に頭脳ペニスを奪われた。丹頂さんの頭脳ペニスが、誰かのカントにジョボジュボと泡立てる様に沈んで行く。誰よ、せっかくのイベントを。窺い見上げると、そのカントは椿飛翔さんそのものだった。
「あん、あん。やはり、丹頂のペニスが日本一よ。私の為に、ここ迄我慢して固くなるなんて、幸せよ。もう動けないわ、丹頂、腰動かして。そう、そうよ、クリトリスが擦れるの、ビクビク来てる。ああ、もう愛液の音がいやらしいわ。丹頂が悪いのよ、誰でも立つなんて若さにも程があるわよ。そうよ、丹頂、あなた最低だわ。でも愛してるのよ。そう、世界一よ。丹頂もそうでしょう」
「ああ、愛してる、飛翔」
「そう、そうよね。丹頂最高よ、いつでも来て、私が全て受け止めて上げる」
何というか、飛翔さんの頭の回転の速さは分かっていたが、実直にツッコミの天才なんだなと思う。それを受け止める丹頂さんも、ボケの天才でもあり。こういうのって相性だと思う。悪いけど、鈴鹿にどんなに未練があっても、この二人の間に入る余地はまるで無い。天才を理解できるのは、どうしても天才で、こうまざまざと見せらると、私の恋愛観もアップデートするしかない。
私が堪らず、情熱的な恋人のSEXに拍手をすると、知れず皆に集い囲い拍手を送る。その照れかどうかで、飛翔さんが行く、丹頂さんも行くで、同時に果て、しなだれて砂浜に大の字に転がる。
傍の鈴鹿が、堪らず泣き出し始め、逃げ場所として碧過ぎる海に飛び込む。私も追いかけて飛び込み、鈴鹿を抱き抱える。鈴鹿は泣きじゃくる。私は、見たでしょう、鈴鹿も大人でしょうと、格の違いを柔らかい言葉で慰めた。
そこからの鈴鹿は、翌日の解散に移動も、終始吹っ切れた様に饒舌で、皆が気を遣ってバツが悪かったのを和ませて行った。こういう明るさは鈴鹿の良さだ。
◇
そうこうで、私が東京に戻って困ったのは、あれだけ日焼け止めを塗りたくったのに、3トーン日焼けしていた。そりゃあ日々裸体を晒すのだから、日焼けしている感覚は麻痺して当然だ。確かにマイクロビキニとの境を見ると、極上にエロい。お尻がほぼ丸焼けは今すぐ食指が動いて当然。これを私の若人ファンに是非見てもらいたい限りだ。しかし、三島勇気フロントマネージャーからモデル業どうするの、どこの編集部も色白鉄則でしょう、とこっぴどく怒られるも、すいませんで押し通す。
まあ、スタッフ達からこっ酷く怒られるも。皮肉な一致か、私と沖縄出身のわたりの肌の色が同じになったので、物別れで解消した二人のユニット:OpheliaS復活させないかが局内で持ち上がる。いやです。わたりのルーズにどうしても付き合いきれませんと断固固辞する。
その次の年は、TACCHの大不評公演「Tokyo Meeting.4」で、私は行けなかったが、天満島の乱痴気騒動として盗撮写真が週刊誌にバレる。これは女性側の痴情のもつれかと深く察した。追い込みスクープ第二弾もある筈なのに、しょうがないなお笑い芸人はで、ワイドショーの反応は、阿保やね。若いね。羨ましいわ。と微笑ましい話題になったため、一気に白けた。
そうとは言え、私も参加して来てやーと言われたのに、過去推定参加に名前が上がらないのが不思議だ。泉さんのご機嫌を伺いながらやっと吐くと。泉さんの懇意の、意を汲んだ記者淡路昌己が、参加者の名前をバーター案件としてマスキングしたらしい。泉さんの興味なさげに、何処まで行った。実際フェラ位です。気分転換は必要だと無罪放免になった。
◇
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