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裁判は二審の高裁まで争った。被告の国分側が上告したが、結局最高裁が二審の判決を支持したため、結審となった。判決では事件の影響を鑑みて執行猶予なしの懲役十五年の刑が確定し、国分は服役することとなった。
俺は、その裁判記録の中にも見られた、国分の会社「クリーン・キャッシュ」について調べてみることにした。
インターネットで検索すると、すぐに見つかった。この会社は、表向きはサラリーマン金融という高利貸し業をしていた。しかし、返済が滞った利用者にさらに高利な利率で金を貸しつけて、財産などを奪い取るなどといった悪質なヤミ金融としても活動していた。そのため、ネットでは弁護士を中心とした被害者の会のホームページも見つけることができた。
(続く)
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