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「ほ、んと?」 「うん、もうずっと、入ってたい、です」  ふ、と息をもらして笑い合う。  小さな揺れが互いの繋がった部分と内部に微かな快楽を生み、続けて高久さんが悪戯するように下からとん、と奥を突いた。 「あっ」 「もう動いても、平気そう?」 「だいじょぶ、だとおも……っ、ぅ、あ、あ」  とん、とん、と続けざまに突かれ、自分でも聞いたことのない自分の声が次々あふれてくる。  なにこれ、と思う間もなくゆるい抽挿は続き、繰り返される同じ動きで内壁をこすられると、恐怖はすっかり剥がれ、中からむきだしになった快楽があふれだしてきた。 「あぅ、だ、め……んんっ!」 「すごい、中、とろとろになってきました」  冷静に説明しながら、高久さんはゆるやかな出し入れの中に激しさを混ぜてきた。  腰を支えていた両手を脇の下に移動させ、固定させた親指の腹で乳首を回転させるように揉みながら、下から腰を打ちつけてくる。 「や、やらしい、のっ、ぁあっ」 「変態で、ごめんなさい」  あやまるくせにどんどん動きは大胆になっていく。
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