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さっきから空気に触れているだけの自分のものも、萎えていない。
見られるのが恥ずかしいけれど、ちゃんと興奮を伝えたい気持ちもあって、高久さんの目に映るよう、隠していた膝を伸ばしてふたたび仰向けになった。
「優しくしたいけど、すごく余裕がなくて」
「うん、大丈夫ですから」
「途中、俺が優しくなかったら、殴ったり蹴ったりしてください」
真剣な顔で訴えてくるのがおかしくて無防備な体勢で笑っていると、ひらいた胸の先端にまた口づけられて、腰がぴくんと揺れた。
「本当に痛かったら、ちゃんと、教えてくださいね」
「ぁ……、はい」
さらした胸や腹を吸いながら、唇が降りていく。
腰を両手でつかんだ状態でへそを舐められ、くすぐったさと変な高揚で下っ腹がふるふる震えた。
へそから一直線につーっと、筆が紙をすべるように舌が下りていく。高久さんの舐めたあと、唾液に濡れた皮膚が空気に触れて冷たいのさえ、快感だった。
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