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俺には、仲のいい部活の先輩がいる。
俺はその先輩のこと好きだし、尊敬してる。
でも、先輩は俺の事、そういう意味で好きらしい。
勘だけど。
本人は、隠してるつもりらしいけど、俺は気づいてるし、他の人は気づいてるかわからないけど。
そんな先輩に、いじわるがしたくなった。
「え、河島、昨日誕生日だったのか?」
「そうっすけど、」
「え、なんで言ってくれなかったんだよ。」
「なんでって、先輩昨日部活休んでたじゃないですか。」
「そ、そうだけど…。もっと前に教えてくれれば。」
俺の名前は河島 慎 、先輩は、京山 響。
先輩はどうやら、俺に誕生日プレゼントを渡したかったみたいだ。
「じゃあ今日、部活終わったらデートしますか?」
「デ、デートって!お前そういうの気軽に言うなよ!」
顔を真っ赤にして言う先輩。
先輩の手をとり、
「こういうこと言えるの、先輩だけですから。」
「んんんんんんん、そういうとこだよ!!」
先輩は顔をさらに真っ赤にした。
俺は、先輩の恋を利用する。
利用して、先輩をいじめるんだ。
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