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僕の見える景色はいつも綺麗だ。
景色がキラキラしている。
だけど、時には汚いものみえてしまうこともある。
それでも僕は今見ている景色が大好きだ。
僕が見ているこの景色を眺めたい。
いつか僕とこのキラキラしている景色を見れる人は現れるのかなぁ。
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「おはよー、蓮」と魁が抱きついた。
「うわぁ。急に後ろから抱きつくなよ」
「いいだろ!俺と蓮と仲なんだから」
蓮人はいつも通り、抱きついてきた魁の手をほどいた。
「なぁ、魁。そういうのは、好きな人にするもんだぞ」と魁の手を両手で握り、じっと目を見つめた。
「いいんだよ。いっそ俺、蓮と結婚しようかな」と魁がニコッと笑いかけた。
すると、蓮人が魁の頭をビシっと殴った。
「痛ってぇ。殴るなよ、蓮。冗談だろ」
「冗談でもそういうこと言ったらダメだ」とムスッとして怒った。
ハハハっと魁が蓮人の背中を笑った。
「そんなことよりさ!昨日俺、また一目ぼれしたんだよ。オレンジ色の髪の毛でさ、ツンっとした感じの子!!」
「はぁ...またか。お前懲りないな」
「いいじゃん。俺の話もうちょっと聞いてよ。」と魁が蓮人の腕にぎゅっと握った。
「いいけど、とりあえず講義終わってからな」
いつもいつも、蓮人にくっついては、恋バナを2人でしている。
蓮人は嫌がらずに、話を聞いてくれるので魁は少しばかし甘えている。
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