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わたしは、お水を1口のみ
コップをいったんテーブルの上に置いて
続いてコックさんから渡された
おしぼりで手をふく…
わたし
白雲 空音
「わたし、白雲 空音と言います…いろいろあって
10年、まともな食事をしてませんでした…
とても、美味しい料理…ありがとうございますっ」
コックさんと男性は顔を見合わせ
嬉しそうな顔をしてる。
シェフ
「実はデザートも用意してまして…
少々、お待ちくださいね。」
コックさんは、厨房に再び入っていく。
男爵
アツィール・ヴェスペルト
「俺はアツィール・ヴェスペルト、男爵の階級だ
それにしても、よく生きながらえたな…
俺が拾ってやらなければ
今ごろは餓死していただろうが…」
(心:俺も吸血しないと生きていけないからな
この女がいれば、動物の血をすすらずに済みそうだ…)
アツィール男爵が、一瞬…
にやりと笑ったような?気のせい…かな…
わたし
白雲 空音
「はい、ほんと助かりました…!」
わたしは男爵に笑いかける。
男爵
アツィール・ヴェスペルト
「ッ…///
ご、ごほん…それでだな
いま、聞いてたと思うが
この屋敷で、住み込みの
メイドとして働いてほしい
もちろん、タダでとは言わない
おこづかいも出すし朝昼晩と
毎日三食の寝室は風呂付きだ。」
こんなに美味しいご飯が毎日食べれて
部屋まで用意してあるなんて!
しかも、彼は命の恩人だし
しっかりとご奉仕しないとね…♪
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