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挿れたい。孝太は女じゃないってわかっているのに、孝太の体の奥の奥まで、俺を刻みこみたい。
目をつぶり息を荒くして、心の中の嵐を抑えていると、孝太がぽつりとつぶやいた。
「おまえ、やっぱり挿れたいの?」
「孝太、俺は……っ」
敏感な先端を、孝太の股間にこすりつける。
「俺は、おまえに……ごめん」
「……いいよ。でも、それじゃ入らないよ。一応、試してみる?」
孝太が少し腰を浮かせたのに気がついた。孝太に許されている。受け入れられている。
そう思ったら、急に射精感がこみ上げた。
「はぁっ、はぁっ」
ぐりぐりと亀頭を後孔に押しつけるけれど、ほぐしてもいないそこは当然固くて挿入できない。ただ俺はもう限界で、こらえきれずに孝太の後孔に向けて精を放ってしまっていた。
「あぁっ、うっ、くっ」
あふれる。孝太への恋と性欲があふれて、その内側に侵入できないまま、孝太の体とシーツを汚していく。
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