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「きれいですね」
「詩織さんもきれいですよ」
「そういう冗談はいりません」
にっこり笑顔の佳人が椅子から立ち上がって詩織の背後に立った。
「別に冗談なんて言っていませんよ」
言い終えるまえに詩織をうしろから抱きしめた。
「星空を眺めると都会での疲れが軽くなりますね。でも、僕は詩織さんとのスキンシップが一番癒やされます」
意味ありげに彼の右手が詩織の胸に触れる。
「ほ、星を見るんじゃ……」
「僕は十分見たので、観察対象を星から詩織さんに変更します」
「何を言って……あぁっ」
シャツのうえから胸を弄られる。服を着ているはずなのに、乳房の頂に強い刺激を受けた。
「下着、つけてなかったんですか?」
「汗をかいてしまって……さっき外したんです」
ホテルから戻ってきて一度服を着替えた。そのときにブラジャーを外して目立たないような大きめな上着でごまかしていたのだ。やはりノーブラは無防備すぎた。
「僕を誘っているんじゃないですか?」
「さそ……そんなわけ、あっ、ン……っ」
容易に乳首を探り当てられ根元から摘ままれる。
「そこ、摘ままないでぇ……いやっ」
「こんなに硬くなっているのに、嫌ってことはないでしょう? 本当はどうしてほしいんですか?」
佳人に耳をかまれ、思わずのけ反った。それでも彼は、耳に歯を立てないように気を使ってくれている。
「ん……っ」
胸を愛撫されているうちに、詩織の下腹部が熱を帯びていく。
彼は遠慮なくスカートの中に手を入れてきた。ほとんど布をまくり上げた形になっている。味わうように詩織の臀部をなでまわし、ショーツの中に指が差し込まれていく。
(濡れているの、わかっちゃう……っ)
詩織の体は一気に熱くなる。胸を触られただけでも嫌というくらい濡れていたのを彼に知られてしまうのだ。
「詩織さんはエッチですねぇ」
男のかすれた声が、詩織の欲情を煽った。
「ちが……ちがうの、これは佳人さんが……」
「僕がココに入ってくるのを期待して、濡れてしまったんですよね?」
図星だった。羞恥で詩織の目は潤み、視界がぼんやりとする。彼の指が詩織の裂溝をかき分けて、花芽を擦り上げてきた。奥から蜜があふれるのが自分でもわかる。
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