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目が覚ますと、傍らにイケメンが
「イタタ……」
水原詩織はひどい頭痛と喉の渇きで目を覚ます。まったく見覚えのない部屋だ。自分が寝ていたベッドにも覚えがない。
ホテルの一室だろうか。少なくとも詩織の住む安アパートではない。
「おはようございます、詩織さん」
「えぇっ?」
ベッドの傍らにいた男の姿に詩織は飛び起きた。
(なななな、何っ? 誰っ? 何が起きたの?)
男性は、詩織が寝ていたベッドの端に腰掛けて微笑んでいる。
二日酔いするほどの深酒。翌朝ベッドのそばには見知らぬ男。
社会人一年生の詩織だって最悪の状況を想像した。
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