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この日記を開いたということは 今、私は死んでいるのでしょうか? それともまだこの世界に生存しているのでしょうか? 貴方が見ている日記は私の病室の机の引き出しに入れていたはずで、 私以外はこの日記の在り処を知らないはずです。 それが今貴方の手に渡っているということは 恐らく 手術が失敗して、病室の遺品整理をしていた際にこの日記を見つけたのでしょう。 この日記は貴方の好きなようにしてください 煮るなり焼くなりはたまた、どこかに保存しとくなり貴方に著作権を譲渡します。 さて何故本題に入るとしましょう。 なぜ私が日記をつけることにしたのか 理由は簡単です。 嵌められたからです。 仲間と思っていた島民、仲間、 そして家族に。
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