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独裁者と扇風機
そして現代。
ギュニアに登場した独裁者ガンヒヤ大統領によるエア・コンクェスト(空気征服)政策。
これは国家先進化をはかった急進的なエアコン普及政策により扇風機農家への弾圧が強行された。これにより政府側と反政府側による内戦が勃発した。
さらに問題は国内政治にとどまらなかった。
大量の粗悪な室外機による排熱により温暖化がさらに加速したのだ。
事態を重く見た国連は1000平方メートルあたりの室外機制限勧告をギュニアに要請。
しかしガンヒヤ大統領はこの勧告を拒絶した。
これにより国連の要請を受けたナメリカを中心とする多国籍軍が派遣され、ギュニアの室外機関連施設の強制撤去を開始。国際紛争まで発展する情勢となったのである。
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