深夜のタクシー

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タクシーを止めた、俺はいつものように、千葉の鴨川にある、お寺まで乗せてくれますか?そう、いつものように、セリフを口にして言った、 ワンメーターではないし、タクシーの運転手も心地よく返事をしてくれて、タクシーの後部座席の後ろに座る事が出来た。 俺はこれでも、仏に支える身で、世間からは、お坊さんと言われている。勿論タクシーの運転手に邪険にされた事は一度もなかった。 JRの五井駅前から千葉県の鴨川までは、距離にして、60キロメートル、いつもタクシーの運転手には往復で送ってもらっていた。 お寺の檀家は350件あって、年間管理をするのが仕事ですけど、俺は、普段は中学校の国語の教師をしていた。 お寺には、普段から一人勤務で交代で二名体制にしていました。
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