深夜のタクシー

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俺は、月に7~8回は、タクシーを利用していた。 1回利用するに付き、運転手には、金額は8万円渡していた。 もう長いので、JR五井駅の、俺の事は誰もが知っていたし重宝がられていた。 タクシー業界にもルールがあって、タクシーの先頭から乗るのがルールとなっていた。 タクシーの運転手からすれば、ワンメーターの客は、外れクジを引いた事になるから、死活問題だった。でも、収入無しよりましだから、運転手も我慢していたのだろう。 地獄の沙汰も金次第、ほんと、金で済むなら俺も金で、支払いを済ませたかった。 上総牛久駅の手前で、タクシー運転手に、道の事で、俺は相談を始めた。 雨はやや大降りになっていた、傘をささなければ、1、2分で衣服は濡れてしまう状態だった。
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