屋上の出会い

3/3
前へ
/3ページ
次へ
天舞side 屋上で寝てるコイツを見て直感的に俺は思った。 なんか猫みたいじゃね? 癖のある黒髪に平均男子より少し小さめの身長 丸まってスヤスヤと寝てる呑気な奴。 もう本格的に猫だな。 それにこいつは俺達のことを知らない。まぁ知ってても来る気がするけど。 「ねぇ、なんで明日も来いなんて言ったの?」 目をキラキラさせながら聞いてくるのは下半身野郎。他校で女をナンパしまくり、挙句男にも手を出したクズ。しかし何故かここでは二番の男。なんかの手違いだと俺も思う。 「だってあいつなんか…こう…撫でたい」 「何それwわからなくもないけどね〜」 「だろ?」 だから明日も来てくれたらいいのになんて思ってしまったのはこの衝動のせいだ。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加