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⚡︎⚡︎⚡︎
「あっおはようマコくん!聞いたよ!今日泥棒さんを懲らしめたんだって!すごいよ!」
「それ知ってる!私見たよ!とってもカッコよかったんだから!」
「泥棒さんも運が悪かったね!マコくんの足じゃ誰にも逃げらないのにねっ」
「おれもマコくんみたいに強くなりたいなあ!」
「ぼくもお!」
「うちもお!」
幼稚園にて。
俺は母にきっちりとお灸を据えられた後、幼稚園の奴らに囲まれて褒め称えられていた。
孤立するのも嫌だが、こうして人気者になるのも恥ずかしかった俺は「別に当然のことをしたまでだ」と適当に台詞を吐いて席に腰を下ろしたら、
「「「きゃあ!カッコいい!」」」
と女子共に騒がれてしまった。
皆の急な態度の切り替わりに頭がバグりそうになってくるぜ。
何はともあれ、俺が選んだ行動は誰かのためになったのなら、嬉しい限りだ。
これからの人生、きっと色々な苦難が待ち受けていることだろう。
それでも、俺は両親のため皆のため、自分なりの正しい行動をしていこうと思う。
この能力と共に。
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