如月マーメイド

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ガラガラ… 入り口のドアを開ける音が聞こえた。 顧問が来たんだと当たり前のように振り返ると、そこには同じ制服を来た知らない男子が立っていた。 ブレザーの胸元に、“祝入学”の文字が入った紅白のリボンがついている。 新入生か…。 何でここにいるんだろう…。 校舎広くて迷ったのかな。 「新入生だよね? どこか教室探してるの?」 そんな普通の私の質問に対し、 彼は堂々と予想外の言葉を発した。
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