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「何とぼけた顔してんのよリオウ」
「してねーよ!! ただ……その、お前巫女服似合いそうだなって」
「リオウまで……」
どう足掻いてもみんな私を非日常に引き摺り込みたいらしい。シュリエも面白そうなんて言ってたし。ハクレイに至っては高笑いしながら我を崇めよ状態になってるし。確かにその神通力?とやらはすごいと思うけどどう考えても普通じゃない。普通じゃないわ。
これから舞の練習とかもしないといけないし、御作法の座学と実践もしないといけないし……やるからには恥ずかしい姿は見せられないわ。本気でやらなきゃ。
なにより、天国のおじいちゃんに見せるため。気合いを入れなきゃ。
「よし!!そうと決まればお前ら全員でてけー!!! 舞の練習の邪魔じゃーーーーー!!」
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