夏子さんのおっぱい

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「ああん……、美彩ちゃん……」  なまめかしい声にブルッと身震いする。 「気持ちいいですか、先輩……」  心を込めて揉み続ける。指で感じる乳肉の感触が私の骨盤をもじっとりと温めてくれる。  いけない……。スイッチが入ってしまった。 「いい。すごくいいの。もっと意思表示して! 今晩はあなたの限界を乗り越えるのよ。私はいつまでも美彩のそばにいてやれない。さあ……、んっ……、やりたいことをやれる女の子に、なっ……て……っ……」  夏子さんの細い腕に抱き寄せられる。赤ちゃん返りをした私はふくよかなおっぱいにしゃぶりつく。 「ふおっ!」  私の身体の重みで、夏子さんが後ろに倒れかかる。後ろのダークブルーの二人掛けのソファに背中が当たる。私は「さあ」と彼女を促してソファに横たえさせる。これでおっぱいが吸いやすい態勢になった。  私のやりたいこと──それは、夏子さんの赤ちゃんになっておっぱいを思う存分吸うことだった。夏子さんが私のお母さんだったらよかったのに。夏子さんのお乳を涸れ果てるまで吸いまくりたい。  柔らかい。暖かい。ミルクの匂いがする。もっともっとしゃぶりたい。 「ああ……、んん……」夏子さんは私の顔を胸に抱きしめ喘ぎだした。「赤ちゃんにおっぱい吸われると、こんなに感じちゃうものなのかしら。うう……」  くちびるで右の乳を吸い、もう片方は指で乳首を愛撫する。はじいたり、ひねったり、乳丘に押し込んだり。かたち良い輪郭を指でたどり、裾野からすくいあげる。 「……っ! ……んっ! ……はっ!」  私から顔をそらせて、口を手で押さえている。それでも喘ぎ声は止まらない。  おいしい……。母乳は出ないけど、なにかとても気分のいいものに口腔が満たされる。これ、なんだろう。形はないけどおいしいもの。吸えば吸うほど、それは口だけでなく体全体を満たしてくる。  やっぱり乳首の先っぽが感じるのだろう。私も先っぽがおいしいと思う。チュッチュッとお行儀の悪い音をさせて吸う。舌の動きに合わせて夏子さんは美しいソプラノで鳴く。 「レンタルから返ってきたらね……、ううん……、あはっ! おっぱいと子宮に太いパイプが通されたみたいなの。美彩におっぱい吸われると子宮が、んんあっ! し、子宮が……、じかに吸われているみたいなの……、んっ……」  子宮なら、わたしのも疼いている。子宮壁がポンプのように収縮を繰り返している。そこからねっとりとしたものが膣に降りてくる。 「夏子先輩の子宮……」  私は手を下へ滑らせてゆく。スカートの上から子宮を覆う。 「ふおっ!」  下腹部に手をおいただけで感じてしまう先輩。長い脚を絡めてもじもじしている。 「夏子先輩……、私、もう一つやりたいことが……」 「やりたいこと、やりなさい。これ、私がお嫁に行く前に美彩にできる唯一のアドバイスよ」  パーン!  胸の奥底で喜びが音を立てて弾けた。だって、下腹部を熱く湿らせている欲望が。無理やり押し込めていた欲望が、今、夏子さんに認められたのだから。 「はい! やりたいことをやります! 夏子先輩に安心してお嫁に行ってもらうために、私、今日は自分のに忠実になります!」 「え? ? ああん……、ちょっとま……、欲望じゃなくて……、んんっ……、意思ヒョー……、ああ、もうどうでもいいや! 来て! 美彩! 来て!」  この時、心の奥に押し込めてきた優しい先輩への愛情が爆発した。
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