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有頂天になって脱がし始める。スカートを脚から抜き、ショーツに手を掛ける。だって、だってこれが私の意思だから。意思表示を許可してもらったのだから。
「ちょ、ちょっと待って。おっぱいだけにして。そ、それはダメ。パ、パンツはダメ!」
「だってやりたいことをやれって先輩が……」
「でも、それは、ふうっ……! それはダメだったら!」
夏子さんはおっぱいを愛撫されると子宮が疼いて仕方ないのだ。その証拠に、私が乳首を舐めている間、片手でショーツの上から女の中心を慰めていたではないか。脚をよじり合わせながら。こんなにシミまで作って……。私の思いと先輩の思いは今や一致を見ているのは明白だ。
「脱がせないでぇええ!」
「却下します!」
私はやりたいことが何でもできる独裁者! 独裁者は偉いのだ!
よく熟れた桃の皮をむくように、彼女のウエストに手を掛け薄布をペロンと剥き、紐のように捻じれたそれを踝まで下ろす。
「恥ずかしい……!」
夏子さんは手で顔を覆ったかと思えば、慌てて足先に絡まっているショーツに手を遣り、また顔を覆ったかと思うと、また震える手をショーツに遣る。かなり混乱している。
ぷーんと女の匂いが鼻腔に侵入してくる。両脚を持ち上げられ性器も排泄器官も露わにされた先輩は、気管支が擦り切れそうな音を出しながら抵抗する。
「せめて、シャワーを……、シャワーさせて頂戴!」
ここで挫けてなるものか。意思を通すのだ! 私は、ド・ク・サ・イ・シャ!
「却っ下ぁっ!」
冷たくあしらう。
「はあっ! そんなとこ、いきなり……、ゆ、指、ダメ! 入れちゃダメ!」
いや、髪の毛を振り乱した夏子さんは潤んだ目では、入れて、入れてと言っている。それは夏子さんの意思表示だ。夏子さんは求めている。
「き、きやっくゎあああ!(却下)」
「ひどい……」
夏子さんは泣き出した。足を捩りながら、腰を振りながら、自分のオッパイを揉みながら、本当に涙を流しているのだった。
いつも強くて頼りがいのある広本夏子先輩が泣いている。彼女の美しい涙は私の劣情を一層煽り立てる。
攻撃の焦点は今や乳房から完全に性器に移った。今日はおっぱいの日なのに、欲望丸出しの私の関心はオンナの性器だった。
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