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もう一つ驚いたことがある。
それは、夏子さんはお尻の穴まで快感に反応していることだった。指を濡れそぼった小陰唇の周りに這わせると、膣口とお尻の穴がヒクヒクと痙攣の波を這わせながらきゅうーっと強い磁力で引きあうのだった。仲のいい双子のようだ。おっぱいも双子。膣口と肛門も双子。
私が性器に集中している間、夏子さんは乳房を弄っていた。性器をいじられると乳首が疼くらしい。私も性感が発達したらそうなるのだろうか。
ちゅぽっ!
膣が大きく痙攣して、水をはじく音がした。同時に「うぐっ!」と切羽詰まった喘ぎ声。
彼女が腰をしゃくり上げると、
とくっ!
と、また水音がする。
「すごい……」
膣が痙攣すると音が出るということを初めて知った。膣と子宮の痙攣が淫水を弾くらしかった。舌と上顎で音を出す原理なのだろう。私も興奮するとこんな淫靡な音が出るのだろうか。
夏子先輩は私にとって未知の扉だ。女体の性感が開発されるとどうなるのかを教えてくれる。私も先輩みたいになりたい。いやらしいからだになりたい。
私の指はおねだりする蜜壺をじらせながら進んで行く。
「うっ……! 奥、奥、おくぅうー……」
「え? 何だい、オクさん? 奥がどうしたんだい? はっきり言ってくれなくちゃあ、オレにはわからねえなあ……」
刑事という人種は年を取るほど狡猾だ。
「もっと……奥……。いいの……。あはッ! もっと奥……」
隘路を二本指で埋める。奥へ行くほどじわーっと白濁液が噴き出してくる。第一関節と第二関節に微妙な角度をつけて往復すると、夏子さんはからだを切なく捩りながら、切ない表情で乳房を揉みだすのだった。たしかに節操をわきまえないおっぱいだ。レンタルから帰って来てもその属性は変わらない。
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