夏子さんのおっぱい

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 深い森を分け入り、Gスポット狩りに乗り出す。 「ふおっ!」  膣壁がキュッと縮まり、またトクッと小瓶から水を注ぐような音が聞こえた。ここだ。ここが夏子さんの快感スポットだ。そこに指先で細かい振動を送った。私が男たちからされたように。すると、あたかもその振動数に合わせるように、彼女も指先で乳首を高速でなぶりだすのだった。私の指の振動数と彼女の指の振動数がシンクロする。私は誠意を込めて、今までの感謝の思いを込めて、スポットをイジメめぬく。 「ひいぃいい……」  細かい痙攣が波のように女体を往復する。今や全身ピンク色に染まっている。  軽く弾けた感覚が指に伝わって来る。 「イったんですか?」  答えはない。ただ、まっ白なのどを突き出し、唇と顎をわなわなと震わせるのみ。イったのは間違いない。すべてのオンナがオルガズムで絶叫するわけではない。静かにイくオンナもいるのだ。呆気(あっけ)なかった。  私は脚を閉じてやり、ぐったりした女体を横寝にした。  腰と膝が屈曲しジグザグ型になる。お尻がソファからはみ出そうだったから少し押してやる。屈んで覗き見ると、やはり膣口と肛門がヒクヒク痙攣している。オルガズムの余韻が続いているのだろう。  よく見ると、はち切れんばかりの二本の太腿に挟まれた夏子さんの性器はふっくらと丸くせり出しており、まるで熟れきった果実のようだった。割れ目からはみ出た襞が情欲を誘う。女の私でさえくらくらしてくるのだから、オトコがこれを見たら狂ってしまうに違いない。  とくっ……。  淫水の弾ける音がして、割れ目が濃厚なミルクを吐きだす。もっと虐めてほしいと言っている。  私は誘われるようにそこに指を突っ込む。今まで新米保育士の私を根気強く育ててくれたお礼を込めて。  両腿がぴったり閉じられているから入り口は狭い。指をねじ込むと奥は広い。二本の指が余裕で入る。もう片方の手で乳首をつまみ上げる。 「はうっ!」  身体をピーンとつっぱり、失神状態から覚めたようだ。私はすかさず指を振動させる。膣の奥の指も、乳首を摘まみ上げた指も同時にだ。 「ダ、ダ、ダ、ダ、ダメエ!」  裏Gスポットという言葉をきいたことがある。膀胱側のGスポットが表Gスポット、直腸側のスポットが裏Gスポットと言うらしい。私はその存在を確かめたくなった。指の関節をまげて細かく突いてみる。 「うっ! ……っ! ひぃ!」  夏子さんは狂ったようにガクガクとからだを揺する。体中の関節が外れてしまうのではないかという激しさで痙攣する。のぞき込むと、目をかっと見開き白黒させている。口からはよだれが流れ出しクッションを濡らしている。  なるほど。たしかに裏Gスポットと言うのは存在するのだ。私はまた一つ知見を広めたことになる。「くふふふ」と、悪魔の笑みがこぼれる。  膣への刺激をこれ以上続けたら先輩が死んでしまうのではないかと危ぶまれた。 「夏子先輩、少し休みますか?」 「どぅ、どぅ、どぅあめぇええー……」 「ダメなんですか? 休みたくないんですか? じゃ、続けますよ」 「どぅ、どぅ、だめぇええーん……」  先輩は呼吸するのも苦しそうだった。くちびるがわなわな震えている。 「どっちなんですか、先輩。じゃ、少しだけ休みましょうね?」  私は夏子さんは休むべきだと思った。少し休ませてからの方がイジメがいがあると思ったから。夏子さんのからだを仰向けにして楽な姿勢にしてやった。
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