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再び対面座位になったふたり。私は祝福してやりたくて両腕を大きく広げ、ふたりに抱きついた。
「女神さま、僕たちこのままイきますから、私たちを包んでいてください……」
竹田くんの上気した顔は切羽詰まった。男の一番敏感な部分をズリッズリッと膣襞に擦りつけている。
「いいよ、竹田くん、いいよ……。くっ……。来て、お願い、来て! 赤ちゃんちょうだい! わ、わたしたちの赤ちゃん……ひっ……」
私は二人を抱き込む。だれにも邪魔されないよう全身でふたりを守ってやる。
竹田くんの突き上げが激しくなってきた。今たくましい剛直は美彩の子宮口に突き刺さっている。私は女神として彼の精液が一滴残らず子宮の中に噴射されることを願っている。
竹田くんの振動で私のからだも揺れる。振動と痙攣が私のあらゆる毛穴から侵入しピリピリと性感が高まる。振動でいつの間にかショーツの紐がほどけ性器があらわになっている。興奮した子宮から愛液があふれ出、膣口がピチュッ、クチュッといやらしい音を立てている。
──いや、いやらしくはない。この音は女神さまがあなたたちを祝福している証拠!
竹田くんと美彩は今や絶頂寸前だ。ズチャッ、ブチャッといういやらしい水音とともに濃密な淫臭が蒸気のように上ってくる。
「……お、奥に!」
激しい突き上げを喰らって髪の毛ぼさぼさの美彩は連続アクメ状態で意識がもうろうとしている。もう目の焦点も定まってない。竹田くんが支えてやらないと対面座位がキープできないほどだ。それでも彼女はひたすら、奥に、奥に、と思い詰めたように訴えかける。訴えかけながらからだが反り返る。
「イって! 竹田くん、イってぇえ!」
美彩の甲高い声が竹田くんと、そして私の耳に突き刺さる。
「うううんんっ!」
切羽詰まった竹田くんが力いっぱい腰をしゃくり、ペニスを美彩の奥の方にグイっと押し込む。彼も美彩もからだを茹蛸のように真っ赤に染めている。
一瞬二人の動きが止まった。海風がさあっと通り過ぎた気がした。すると、それを合図にするかのように二人のからだは狂ったように痙攣しだした。それはチェジュドの大地さえも揺れ動かすような激しさだった。
「美彩ぁああああ―!」
「竹田くん……んぁあああああああああ!」
ふたりの肉体の激しい痙攣を私は左右の乳房に受けた。勃起した乳首がその振動をまともに喰らい子宮がグワンと歪み泡立った。
──イっちゃう……。私もイくっ……!
「はぁああああー!」
三人の嬌声は長い尾を引いて、チェジュドのからりと晴れた無限に広がる天空に飛び散った。
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