untitled 006

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遅く起きた朝は人間の体液焼きが旨い。素知らぬふりをしながら、欲にまみれた人間ほど、業火の金網の上で罵詈雑言を垂れ流し泣き叫び暴れ回る。他の人間から作った体液のタレがなじんでおとなしく死ぬ。所詮それだけの存在。無知で満たされた人間の感情ほど悪魔にとって旨いごちそうはない。
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