冠が落ちてきた☆

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 「あるものって??」  「なぁに?なぁに?」  二人が興味津々と聞いてくる。  「うーん。たしか、かんむり?……とか言ってたような気がするよぅ。」  「か、かんむりー!?かんむりって あの冠?王女さまが頭に乗せてる冠なの!?」  糸ちゃんは目をキラキラさせている。  「冠ならアタシのほうがお似合いじゃないの!アタシが代わってあげる!」  そう言って糸ちゃんは元ちゃんが立っている位置にグイグイ押し寄せてくる。  「だ、だからだめなんだよぅ!(おいら)じゃなきゃダメなんだって言われてるんだよぅ。おいらじゃなきゃ……」  
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