冠が落ちてきた☆

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 「元ちゃんじゃなきゃどうなるんだい?一体って誰なんだい??」  吉くんが聞いた。  「それは……は……えーと、えーと。」  その時だった。  「ピコピコーン! ピコピコーン!   ウィィィーン! ヒュゥゥーン!」  突然大きなアラーム音と何かの機械音がしたと同時に辺りがまぶしい光に包まれた。  「うわぁ。まぶしいよぅ!」  元ちゃんが目をつむっていると  「元ちゃん!う、うえ、上ー!!」  「元ちゃん!逃げてー!!」  吉くんと糸ちゃんが叫んでいる。  「えっ?うえ?」  元ちゃんが上を見上げるとそこには巨大なクレーンゲームのアームのような物があり、まさに元ちゃんに掴みかかろうと迫っていた。  「な、な、な、な、なんだーコレ?」  「元ちゃん!逃げろー!」  「きゃぁぁぁぁー。元ちゃぁぁん!」    
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