岡坂宗介

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岡坂宗介

 4月11日(月)雨  みなさん初めまして、こんばんは。ほっほ。一度この、「自己紹介」とやらをやってみたかったんじゃよ。ワシの名前は、岡坂宗介89歳。気軽に、ソウスケ爺さんと呼んでくれていいぞい。  何?「〜じゃ」などと語尾につける年寄りは、現実には岡山か広島県民くらいじゃと?これはまぁ、アレじゃよ。いわゆる、「役割語」と言うやつじゃ。この喋り方でないと、キャラの区別がつきづらい故にご容赦願いたい。  実際には、生まれも育ちもここ群馬県の高崎市じゃよ。慣れてないもので、紹介の順番がバラバラじゃの。  嫁さんには先立たれて、誰の気兼ねもない一人暮らし。過去の経験を活かし、接骨院を営みながら慎ましやかな生活を送っておるぞい。華やかな人生とは言い難かったが、子宝には恵まれた。結果、今でも孫やらひ孫が爺さん爺さんと呼んで慕ってくれる。最終的には、なかなかに悪くはない人生だったと言えるのでないかな。    おっと。自己紹介ついでに、ワシがこの作品における八重歯枠じゃ。まぁ、言うて自分の歯はとても少なくなってしまったがの…。
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