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「本当に、どうしてそんなに可愛いんだろうね。きみは」
胸にあった手がずれて、親指の爪が胸の尖りに触れると電気が走った。
「っあ!」
「気持ちいい?」
首筋をべろりと舌が舐めて、胸の先まだ柔いのを摘み上げるみたいに扱かれて。
下半身、服の上から触ってた手が下着に入り込んで直接触られると、びくりとおかしいくらい体がふるえて、涙が滲んだ。
気づくと、後ろに硬いものが当たってた。
「奏……」
振り返ろうとすると
「最後まではしないよ」
優しい声がした。
「まだ、無理だろう。それに」
胸の先、かり、と引っ掻かれるとびりびりと頭まで突き抜ける。
「きみは敏感みたいだから、触れられることにまず慣れた方が良さそうだね」
言いながら、下の手は既に濡れてたのをなすりつけるようにゆっくりと上下に扱く。
「……ッ……言ってることと、やってること……違くね?」
「人聞きの悪い。慣れさせてあげてるんだよ」
ぬるぬると扱いてた手が膨らんだ先を包んだと思うと、切れ込みのあたりを手のひらでぐりっと擦られて、声が出そうになると胸にあった手が口を塞いだ。
一緒に食事に行くと、箸を持つ指先が綺麗でつい見とれそうになってた手が、唇を割って入り込んで舌に触れる。
「隣は留守のことが多いけど、一応塞いでおくよ」
「ふぁ……」
涎が形の良い指を濡らして伝うのがいたたまれないのに、下はどうしようもなく反応してしまう。
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