神の溜息

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「そんな物をこんな住宅街でぶっ放す気か!?やめろスネイク!」 「Dr、やめろと言われてやめた奴がお知り合いにいるのですか?」 ──ダァン!ダン!── 「──チイッ!」 秋場の前後に一発ずつ、二発放たれた砲弾。 響く電子音と、命令された様に秋場の体を包む鮮血。 瞬く間に秋場はゴリラに姿を変えた。 強靱さと器用さを合わせ持つ腕で砲弾の片方をジャンプして受け止め、投げ返し、もう片方と空中で衝突させる! ──ドォォォン!! 赤い炎を伴う爆発音と、 ガガガキィン! 不気味な機械音が同時に響く! 「言ったでしょう?私はライオンになりたかった」 一瞬の隙に追い付いたスネイクの胸から、スーツを破って飛び出したのは、万力の様な巨大な機械の顎! 「グオオオオオオオ!」 そしてがぶりと秋場の体を挟み込むと、ゴリラの怪力を発揮させる暇を与えず、躊躇なく真っ二つに嚙み砕いた! 「さすがに自力で復活は無理でしょう。言うことを聞いてもらいますよ」 「ありがとう。だが、心配はいらないさ」
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