4人が本棚に入れています
本棚に追加
第5話【消えたプリンの謎を追え!!】
それは突然やってきた。
「うわぁぁぁぁ!!」
一校時目が終わり、休み時間の頃だった。
先に来て、悲鳴をあげた優純姫先輩。
その声に反応してやってきた皆。
「優純姫さん?どうしました?」
真っ先に来た秋猫先輩。
「う"う"う"…た"す"け"て"〜」
泣きながら鼻水をズビズビと鳴らしながら涙で濡れまくった顔でとうやを見つめる。
「優純姫先輩、どうしました?!」
メリーと共にカクムミともふねこが急いでやってくる。
「じっし"つ"わ"ー!!!」
落ち着きのない優純姫先輩を止められるのは……心優しいとうやセンパイ…ってことも無く彼は声を張って言った。
「優純姫さん、流石に後輩らの前でそれはこっちが恥ですよ!やめてください…って!あああ足掴まないでぇ!?うわぁぁぁぁ!?ハッ鼻水かんでください!!」
かなり激レアなとうや先輩を見たところで。
「プーw優純姫先輩って案外『ぶりっ子っぽい』トコあるんだなぁwww」
カクムミは煽っている、今にも頭を拳でやってやりたい。
「…プリン?」
さすがに僕は首を傾げる。
「メリーちゃ〜ん!助けてよ〜わっわ"た"し"の"ぉ"!!!」
めっめんどくせ〜。
「いつから置いてたの?」
もふねこナイス質問!
「きっ昨日の昼頃に買ったんです。」
昼ねぇ…
実を言えば知らなかったと思うがこのアスファルト団の部屋には人1人暮らせる設備が備わっている。
シャワー部屋やソファー。本棚や小さなミニキッチン、そして小さな冷蔵庫もある。
ほかの部活動の部屋にもあるが、シャワーやミニキッチンなどはない。
キッチンに関しては調理室があるからだな。
シャワーも汚ったない時は保健室にちょこっと置いてあるとか。
ここらの生活品に関してだが…まぁ今度話そう。
「なんか目印ないとダメだろ〜」
カクムミはスマホを見ながら呟いた。
「書きましたよ!失礼なっ!ちゃんと『ゆづき』って書きましたー!」
こっこの歳になって…平仮名なんてっ!
「とにかくさこれから授業もあるし、放課後さ。またここに来て話そうよ。」
もふねこはみんなを落ち着かせる仕草をして言った。
____放課後
「誰だよ!食べた犯人!」
休み時間と違ってアスファルト団は勢揃いした。
「今日は…どうも雰囲気違いますね。優純姫さん。」
とうや先輩は僕に小さな声で言った。
「ん?ぷりん」
らては心当たりがありそうだが。
「どうしたらて?」
ちょっと聞いてみた。
「いやさ、そういや昨日カクムミが…」
「なにいいいいいいい言ってるんだよよよ。」
同様してる…
その後、カクムミを見たものはいなかった…
最初のコメントを投稿しよう!