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第6話【いよいよ楽しい学園祭!】
秋だ!学校だ!青春だ!
とっ、言うことで、我々も準備をすることにした。
この学校の学園祭は部活で1つ、屋台をしたり、演劇したりと何か1つやる決まりになっている。
「皆さん、学園祭でやることについて話し合いをしたいと思います。何かある人…」
進行であり、生徒会のこーんさん。
「ハイハーイ!!」
「かっカクムミ君!」
「メイド喫茶!!」
何故だろう、僕の頭には「おいしくなーれ、萌え萌えキュン」が脳内再生される。
「はい…却下でお願いします。」
案の定、僕もしたくない。何上カクムミのことだ。かなり肌の出た露出満載のエッッッロい服見つけてくる気しかしない。
「劇とかどうですか?」
もふねこさんいいね〜。
「僕さ!RPG的な演劇したい!」
やっぱりこれしか勝たん!ドラクエとかゼル伝とか冒険ファンタジー系のやつがいいよな。
「イイネ!サンセー!!」
らては賛成の声をあげた。
「じゃあ台本は…メリーさん。お願いね。」
wow
次の日____
「書いてきたぞ!」
パソコンでちょちょいと打ってきたぜ!
「今日は役割ですかね。」
こーんさんは台本を眺めて言った。
「勿論僕が勇者だよね<(*¯꒳¯*)>」
メリーは意地を張って元気よく言った。
「じゃあ、私が悪役かな。」
もふねこさんが少し暗めに放った。
「ちょw一回言ってみて?」
カクムミの無茶ぶりを受けて、もふねこは台本を構えて口を開く。
「絶望の底からよくぞここまでたどり着いた…勇者よ。この私を倒してみろ。さすれば姫を返してやらんことも無い。」
もふねこはいかにも悪役中の悪というかのように、もうこいつしかおらんわ。
「えっじゃあここ言ってみ?」
「闇より深く、光おも消しされ、地獄のような罰を彼に与えよ。暗黒の鬼蔑!!」
さすがにそのピッタリすぎる声に皆驚いた…というか引いた。
マジモンの悪魔が言っているような声に身をすくめそうな強烈な圧がすごすぎてこれ本当にボスとして成り立つのか?
魔王というかもはや鬼よ。
「こっここここ怖っわ…」
「なんか言った?」
なんだろう、もふねこ…いや、もふねこ様に無駄口叩いて返ってくる言葉に狂気を感じる
「もっもふねこ様ぁ!!」
マジで子供泣くぞ?!
「じゃっじゃあ、勇者の仲間とモブ役決めるよ…」
この場が圧でガチガチに固められている。
「計画では2人くらいがいいかな?」
こーんさんは僕らを見渡してから言った。
「カクムミさんと…かなまめさん?」
「はぁ…そーゆー流れじゃん?」
カクムミは少し呆れた顔をした。
「それじゃあ私とらてで照明ね。」
こうして決まった演劇。
題名は【勇者メリーの冒険】というそのまんまの名前となった。
これから学園祭まで僕らは練習を続けることとなった。
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