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第8話【やっぱ探偵らしいことしてないよなァ?!】
「あのぉ!!いつになったらまともな探偵するんですか?!」
優純姫先輩は声をあげた。
「なんかこうさ!超難解事件に挑んだり、悩み相談したり、その…色々…しっ、しないワケぇ!?」
大声に反応したのは秋猫先輩。
「優純姫さん、そう焦らずにゆっくり待つんですよ、こうやってゲームしながら…ね?メリーさん。」
秋猫先輩はコントローラーを握ったまま言った。
「えっ、あー、そうそう。まったりしないとね。」
メリーは課題途中のパソコンから目を離した。
「これただの探偵ごっk…」
「先輩、ゴッコじゃ、ないですよ^^」
メリーは優純姫先輩に少しキレ気味の返事をした。
今まで何ヶ月探偵を名乗っていたか、そういやそろそろ秋か。
「まー、いいんじゃね?楽しいし。」
らては秋猫先輩とやっているゲームをしながら話を続けた。
「…メリーって何で知り合ったんだっけ?」
いきなり振ってきたがこの話は今度語ろうではないか。
「ん〜それにしても冷蔵庫空っぽすよーメリーサン。」
カクムミが冷蔵庫を「ポンポン」と叩きなが放った。
「カクムミ買ってきてー、僕はちょっとこれから用事があるので、ここら辺で帰らせてもらうよ。」
こうしてメリーは先に帰宅することに。
「わ"ぁ"ーあ"!!!!もーやーだぁー!!!」
優純姫先輩はバタバタ足を上下に揺さぶった。
「あはは…そーなんだwへぇー。」
かなまめは窓に止まったことりとおしゃべりをしている。
「え?問題児の話?」
その言葉にかなまめ以外の全員が固まった。
「かなまめぇ!!それってこの学校に伝わるあのブラック・リストに記載されているヤツのことか!?」
らては興奮気味だった。
「ブラックリストですってぇ!!それは探偵が動くとこなんじゃないんですかー!!」
ある意味優純姫先輩も興奮気味だった。
「ブラック・リストの主な人知ってるぜ俺!」
カクムミもノリに乗っていた。
トロロのごとく現れる、『獣の鳴き声』を持つもの。
その声は機械おもぶち壊す超強音ボイス、『木琴』。
名前は甘そうでも実際は甘くない、人類最強のゲーマー。それは、『ゲームの神』の異名持ち。
1つの種類のゲーム10000時間、『チョコレート』。
編集技術はお手の物、動画のパワーで多くの登録者をたたき出す男、『プロ・編集』のごとく、登録者1000万人越えの有名人。『ゴリくん』。
「これが主に有名なブラック・リスト人物だな。」
…え?ブラックなん?
「カクムミさん、ブラックって知ってる?それもしかしてただの嫉妬じゃね?」
らてはご丁寧に言ってくれました^^
「俺は知らねーよ、だってウワサだもん。」
カクムミは頬の辺りをプクーっと膨らませた。
「捜査しがいがあるってコトだね?!」
優純姫先輩の発言から、このブラック・リストについて調べることにした。
(メリーはこのことを知りません…)
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