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その後ー。
「奈子、お茶でも飲もうか」
お母さんが休憩としてお茶飲もうと提案した。わたしは「いいよ」と、快諾をした。
わたし達が暮らす街はは海が見えるなど自然が豊かであり、夏は涼しくなるため避暑地にうってつけでもある。野菜などの食材が美味しく、意外と観光客に人気でもある。
わたし達はこの街で育ち、現在に至る。そして、あの事故の真実を知る事になる……。
ーーーーー
市内の喫茶店に入り、左側でテーブル席に座る。ホットのココアを注文し、お母さんは私にある話をした。
「奈子、よく聞きなさい。まずは貴方の今の 身体から。あの事故で頭を打ったから記憶の方は大丈夫だけど、感情のコントロールが難しなってるの。あと、左手は骨折していて、もうすぐギプスが取れるとは言えないけど、握る力が弱くなって重たい物が持たなくなる可能性が高いからリハビリが必要になるって…」
そう言う事だったの…。両手で制服のスカートを握り、その状況を受け止めずにいた……。
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