混ざりあう香り※R18

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混ざりあう香り※R18

ジョスランはイブリンの肩を押して再びベッドに寝かせると、ズロースに手をかけて引き下ろした。 太ももを掴まれ開かれて、イブリンは余りの羞恥に顔を覆う。 「綺麗な花弁が二枚…ふふ、蜜が垂れてる」 「ジョスラン様、説明は要りません」 「イブリンの事だから、自分のココがどうなっているか良く見た事がないだろう?だから僕が教えてあげる。ほら、開いてみるよ。わあ、ぐっちょり…」 止めて… 「ここがオシッコが出るところで、この下が、ふふ、僕のものを挿れるところ」 コレって研究者の性(さが)なの? 饒舌に解説する声を聞きながら、イブリンはなんとも言えない気持ちになる。 ジョスランの指が繊細に花弁を探るが、果たしてこれは愛撫なのか触手検査なのか。 「そして…あ、見つけた」 嬉しそうな声が聞こえた後、激しい刺激がイブリンを襲った。 「はっ!そこはっ、やっ、触っちゃ駄目です!」 「可愛いお豆が隠れてたよ。ああ、凄いね、そんなになっちゃうの?」 指でくりくりと捏ねられて、イブリンは足をパタつかせて上半身を捩った。 「や、や、やぁっ、だ、だめぇ!」 「ああ、いっぱい蜜が出てきた…凄いっ、なんて匂いだ…もう我慢出来ない!!」 ジョスランはイブリンの足を押し上げて顔を押し当てると、フガフガと嗅いだ。 「いやぁーーーーー!」 イブリンはその光景を目に入れて悲鳴を上げた。 「はあはあ、これだよ、これが嗅ぎたかったんだ…なんて素晴らしい…蕩けてしまう」 ジョスランは焦点の定まらぬ目でうっとりと呟く。 べっとりと濡れた鼻先から滴る其れを舌で受け止め、ジョスランは満足そうに微笑んだ。 「甘い…」 そんな訳ない。 そう、ジョスランの味覚は薔薇の雫の開発が原因で壊れている。 「イブリンから出るものは全部甘いんだね…本当に人間なの?」 薔薇人間はお前だろ。 イブリンは心の中で突っ込むが、ジョスランの狂気じみた素振りに声が出ない。 ジョスランは再び顔を埋め、今度はぺちょぺちょずるずると音を立ててソコを舐め始めた。 イブリンは逆らう気力を失い、ただ断続的に襲う快感に耐えた。 それが逃しようもなく膨れ上がり爆発しそうになる直前で、ジョスランは顔を離した。 「そろそろ良いかな?」 ノロノロと顔を顔を動かし、見下ろせば、ジョスランは下穿きを下げ、耽美的な身体に不似合いな滾るモノを取り出していた。 「イブリン、お花の受粉はどうやって行われるか知ってる?」 こんな時になんて質問だろう。 イブリンはグズグズに溶けた思考をかき集め、何とか答える。 「雌しべに花粉が付いて…それで…」 「そう、管が伸びてその中を通って精が奥へ進んでいくそして…卵に到達するんだ。人とはちょっと違うよね」 ジョスランは蕩けて熱を持ったイブリンのソコに、固いモノを押し付けた。 「僕は直にイブリンの中を通って奥へ進むけど、それで終わりじゃない…いっぱい擦りたいな…行ったり来たり…」 ググッとソレが入ってくる。 イブリンは激しく瞬きしながら呼吸を整えた。 「あ…気持ち良い…出ちゃいそう」 ジョスランの熱を帯びた声が耳を打つ。 「困ったな、たくさん往復したいのに、はあっ、イブリン、大丈夫?」 イブリンはコクコクと頷いた。 「ん、何これ、当たるの…あ、締め付け凄い…」 ジョスランは綺麗な眉を寄せて呻く。 「あ、あ、イブリン待って」 ジョスランは手を伸ばしてイブリンの胸を掴むと、蕾をキュッと摘んだ。 イブリンは身体を反らせ、太腿を震わせる。 「わっ、逆効果だ、駄目だ…奥に到達する前に爆発しそう」 「あ、はあ、ジョスラン様っ頑張って、到達して折り返して!!んん、私もがんばりますからぁ!」 良く分からないままジョスランを励ますイブリンだったが、キュンキュン疼く下腹部をどうすれば良いのかわからず、体をくねらせる。 その動きがまた、ジョスランを追い詰めるらしく、ジョスランは焦って腰を押し進めた。 「ごめんね、イブリン。初めてなのにこんな性急に…でも、でも、途中で出すなんてそんな勿体ない事は出来ない」 ガツンと一気に押し込まれ、イブリンは息を止めて仰け反った。 ジョスランはイブリンの腰を掴み、恍惚とした表情を浮かべて大きく息を吐く。 「ああ…幸せだ。君とこうして結ばれて、やっと実体を持てた気がする」 「ん、はあ、ジョスラン様」 ジョスランはイブリンの膝を抱え、口付けを落とす。 「イブリン、君の中に放っても良い?僕と混ざりあってくれる?」 あの濃厚な薔薇の香りが中に放たれるのか… 平凡な私がそれを賜るなんて、恐れ多い。 けれど… この方がそれを望むのなら、私はそれを叶えて差し上げたい。 孤独なこの人に寄り添って共に生きたい。 「ジョスラン様、イブリンの中にたくさん下さい。混ざりあって、共にいきましょう」 「イブリン!!」 奥まで差し込まれていた剛直が折り返し、再び戻ってくる。 それをゆっくりと幾度か繰り返した後、ジョスランはイブリンを抱き込み、ガツガツと腰を打ち付けた。 「んっはあっ、あ、あ、ああっ」 「あっ、イブリン!イブリン!」 耳元で名を呼ぶ声に応えるように、イブリンはその背中に手を回す。 膨れ上がった快感が繋がった場所から駆け上がり、意識が浮き上がる。 それを必死で引き留めるように、ジョスランはイブリンをぎゅうと抱きしめ、腰を押し付けた。 やがて、熱く火照る身体に覆われたままイブリンは果てた。 朦朧としながらも、ジョスランの力強く打つ胸の鼓動と膣の中でドクドクと脈動するモノを感じた。 やがて熱く迸るもので満たされ、イブリンは目を閉じた。 とてつもなく幸せだった。
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