30点でも愛されてます!

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「じゃ、じゃあ、体目的とか…」 そんなことを言われても、私達はその時、プラトニックな関係だったし。 「肉体関係なんてないよ。」 「じゃあ、なんであんたがこんな子と付き合ってるのよ。 おかしいじゃない。」 「えっ!?」 中学の時と全く同じだった。 結局、道子は私から離れていった。 なぜ? なぜ、いつもこんなことになるんだろう? 私はその鬱憤を遼にぶつけた。 「あんたのせいで、また友達がいなくなった!」 「ごめんね、雅美… でも、そんなの本当の友達と言えるかな? そんな子と付き合ってても、意味ないんじゃない?」 「でも、友達がいないと寂しい。」 「僕がいるじゃない。」 遼に優しく抱き締められた。 ちょっと恥ずかしかったけど、嫌な気持ちはしなかった。 考えてみれば、遼はいつも優しかった。 私がこんな風に文句を言っても、怒ることなんて全くない。 いつも私の気持ちを受け止めてくれた。 私の心は満たされ、そして吹っ切れた。 友達なんていなくても、私には遼がいる。 もしかしたら、遼に対して『好き』という気持ちを抱いたのは、この時が初めてだったかもしれない。
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