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それから、遼とはけっこううまくいってだと思う。
そのせいか、友達がいないこともあまり気にならなくなっていた。
高3になり、私は進学する予定もなかったから、そんなに勉強することもなくて、暇な時間にバイトを始めた。
近所のファミレスでの皿洗いだ。
バイト料はお母さんにあげるつもりだったけど、お母さんはあまりもらってくれなくて、大半は私のお小遣いになった。
でも、私は特に趣味もないし、おしゃれに関心もないし、特に欲しいものもなかった。
そんな時、思い付いたのが、遼へのプレゼントだ。
今まで、誕生日には一応プレゼントをしてたけど、お金がないから安いものしか買えなかった。
いつもおごってもらってるし、今回はちょっと良いものをあげよう。
ショッピングモールをぐるぐる回って、それでも何が良いか決まらなくて、ベンチに座ってスマホでググッたら、高校生男子にはアクセサリーが好まれるみたいなことが書いてあった。
思い出してみると、遼はあまりアクセサリーは付けてないけど、私の誕生日にはアクセサリーをよくくれてるから、嫌いでは無いのかもしれない。
だけど、どんなのが良いのかわからない。
私は適当に入ったアクセサリー屋さんで、予算を言って店員さんに選んでもらった。
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