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ジンは刀を振り下ろす。‥‥ガキーン。
『なんとか間に合った』
刀を受け止めたのは金子真二。
『ちっ、もう追いついたのか』
真二は刀を振り、ジンと距離を取る。
『ひろきさん、大丈夫ですか?』
『俺は大丈夫だ、けど‥七海が‥』
少し向こうで倒れる七海を見て、
『くそ、少し遅かった』
『くっくっく、あとは兄であるお前を始末すればウイングス創始者の血は途絶える』
『そんなことさせると思うか?‥ひろきさん、七海さんの元へ行ってあげてください。こいつの相手は私が引き受けます』
真二に言われ、なんとか身体を引きずりながら七海の元へ。
『七海、大丈夫‥か?』
おびただしい程の血を流す七海。声をかけ頭を持ち上げる。
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