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『ごめん清花、缶詰開けてもらっていい?』
『わかった!』
『??、すごいニコニコしてるね。何かあった?』
『ううん、何もないよ♪』
『??』
ひろきはキョトンと首を傾げる。
『(ふふ♪かっこいい仕草とかわいい仕草、一緒に見れた♡幸せな時間だな♪)』
『(清花が楽しそうでよかった)ケーキ一緒に作ろう』
『うん!』
フルーツの缶詰を開けて持って行く。
『どんなケーキ作るか決まった?』
『うん、一応構想は出来たよ。ちょっと遊び心入れようかなって思ってる』
『すごい考えてたもんね』
『うん、どうせならかわいいケーキ作ろうかなって』
『私もお手伝いするね』
『うん、チョコレートペンも使うから清花にしてもらうよ』
『上手に出来るかなぁ』
『大丈夫だよ、それに失敗しても手作り感あってそれがまたいい感じになると思うよ』
『ふふ、そうだね♪』
ひろきと一緒にケーキを作っていく。
『ひろくんシェフでパティシエでもなれそうだね、すごい手際いい』
『慣れだよ、清花も出来ると思うよ。俺も最初は笑えるぐらいだったから』
『いっぱい練習しないといけないね。その内七海が大きくなってきたらひろくんに内緒でバレンタインのチョコ作り付き合わされそうだし』
『そうか、いつかは七海も好きな人が出来て女の子から女性に変わっていくんだよな』
少し寂しそうな顔をするひろき。
『ふふ、ひろくんは七海が結婚するってなったら大分ショック受けてそう』
イタズラな笑顔を浮かべるセイカ。
『否定はできないな』
『あはは、結婚式とか大泣きしてそうだね』
『清花わかってて言ってるでしょ?』
『ごめんごめん』
『まぁ結婚しないのもどうかなって思うから、寂しい半分嬉しい半分かもしれないな』
『大丈夫だよひろくん、七海が嫁いでいってもあなたの側には私がいるよ。ずっと一緒だからね』
『うん、ありがとう清花』
『まぁまだまだ先の話だけどね、でも子供が自立したらまた2人で色んな所出かけたり旅行行ったりしようね』
『もちろん!』
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