寒がりの夕暮れ

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飾らない言葉で 君を飾り付ける 近くにいればいるほどに 遠く感じる君の声 自分の言葉に逆らって 遠回りしてみても 歩く坂道 歩きづらくなる 広い街を辿ると 君と出会う 狭い十字路 あんなに好きだったのに 失うのは簡単なモノね 寒がりの夕暮れ もっと近くで 寄り添っていたいの 声だけなら 聞こえるだろう きっと私は あなたのために生きてる 「好きだ」っていうから うつむいてい る どんな感情で 想い出より 儚げに散る 現在(いま)という花 部屋に飾ろうよ 君の言葉辿ると 何色だろう 秋の夕暮れ 何度も見たはずなのに 忘れるは簡単なモノね 風がやんだ 見慣れた道 言葉にできる 思いじゃなさそうで わからないよ この胸の音 生きているのは 誰かのためさ 寒がりの夕暮れ もっと近くで 寄り添っていたいの 強がりなら 聞こえるだろう きっと私は 誰かのために生きてく
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