ホームレスハウスに舞い降りた性天使【第2章】

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28歳。ホームレス歴3年。愛称テル。 「レイさん、こんばんはッス。」 テルは彼女がここに来て初めて童貞を捨てた男である。 彼女いない歴=年齢。であって、風俗で抜いて貰った事もない、女、初心者だった。 「こんばんは、テルさん。今日は何しよう?」 彼女は笑顔で聞いてくれる。 女慣れをテルはまだしていなかった。 そんな相手でも、彼女は人を見て上手にリードしてくれる。 初回は目を合わせるだけでも冷や汗ものだったし、どうやってセックスに持ち込むとか、ちんぷんかんぷんで困った。 けれど、表情を読み取り、彼女がイエスかノーで答えられる様話を進めてくれて、テルは童貞を捨てれる事になった。 あの気持ちよさは、、、 天にも昇るとはこの事なんだと思わずにはいられなかったのをテルは未だに覚えていた。 確かに純粋に恋をすれば、女を独占したくなる様なものなんだと思うけれど、彼女は皆のものであって、 他所の男で汚れている!と思う前に、自分自身がまず外見的にも汚れているのに、清い笑顔を注いでくれる!という事の方が重要だった。 何人の男の精子まみれになっていようが、今、自分の目の前にいる彼女は俗物ではなく、天使そのもので、 そんな下らない事なんて考えている余裕等なかったし、考えられない程、彼女は清かった。 「えっと、、そうっすね、、」 相変わらずテルは上手い事話が出来ない。 やっと目を合わせられる様になった、というレベルだ。 彼女が真っ直ぐにこちらを見つめて来ると、何だか自分の奥底まで見透かされてる様な気がして、そして自分がしがないホームレスだという事を痛感させられてしまう事がある。 けど、彼女の瞳は決して攻撃的、卑下的なものは一切なく、癒しというか、本当に友人というか、ホッとさせてくれる様な瞳と口調だった。 「いいの。任せて。」 やや間があって彼女はテルを仰向けに寝かし、ズボンを下ろすと緊張で萎えたチンコを優しく咥えた。 若い身体は素直である。 緊張とは裏腹にチンコは最大限にまで膨張する。 彼女はそんなテルを見て、微笑み、優しくキスを、してくれた。 沢山、沢山、額に、頬に、鼻に、目に、、、 そのキスが魔法の様にテルの緊張感をほぐして行く。 いい匂いと共にゆらゆらと湖に沈む感覚だ。 テルは優しい快楽に沈みながら惚けていた。 彼女はまだまだキスをする。 上半身のスウェットの中をまさぐる。 ぞくぞくする。 柔らかい彼女の手がテルの身体に触れている。 それはそれは心地よい。 天井を見上げ、トロトロと快感にゆっくりと沈んでたゆたんでいたその切な、下半身に恐ろしい程強烈な刺激が走る。
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