ホームレスハウスに舞い降りた性天使【第2章】

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マッチョから簡単な説明があった。 彼女の名前はレイという。 年齢不詳、職業不明。 だが見た限りでは25はいっていないのではないか?という様な肌ツヤだった。 かといって、10代の様なしょんべん臭そうな青さでもない。 程よい色気がある。 で、彼女がここに現れた理由なのだが、これがイマイチ分からない。 簡単には、友達になりたいと言う事だが、身体の関係も含め親しくなりたい、との事。 結局ホームレス相手のヤリモク? ホームレスなら飢えているだろうから、自分の言う事を何でも聞いてくれるとでも思っているのか? バカにされたものだ。 しかしマッチョが言うには、肉体関係はあっても、乱暴や暴言、彼女を傷つける様な事をしてはならないという。 何だ?やっぱり訳ありか? 彼女に関わらないのは自由。だが、ルールを破れば追放するとまで言われた。 何だよそれ。 勝手に来た女を丁重に扱って、尚且つ怒らせたらここから追放? ふざけた話だ、馬鹿馬鹿しくて関わらないのが一番だと思った。 マッチョの話が終わってからシャドーさんが最後にボソッと 「ま、そーゆー事なんで、友人は大切に扱えよー。」 とダルそうに言って戻って行った。 その後に隣の女が短い自己紹介からこれまでの流れを少し語ったのだった。 俺はいくら女に飢えていようが、面倒はごめんなタイプだ。 女が絡むとろくな事がないのはホームレスになる前に嫌という程味わった。 金も、友人も女で失敗するとすぐに消えてなくなる。 しかし周りは俺とは違い呑気にはしゃぎ、早速彼女を取り囲んでいた。 幼稚園の先生と園児の様だった。 久しぶりに珍しい動物でも見るかの様に大半の男共はしゃぶりつく様に彼女を品定めする。 取り囲む輩の中には、もう既に下半身が出来上がって、ズボンの中に手を突っ込み鼻息を荒くしていた。 ホームレスに友達? しかもホームレスとは縁遠そうな若い女。 目的は、何だ?
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