第1章 仕事とプライベートは分けたいだけ

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思いがけず、花音ちゃんとの食事。(社長は、すまんが見えていない。) こんな事が、あっていいんだろうか。 ああ、社長!私もあなたに選んでもらって、よかったです。 「ねえ、ところで柚季。私達の結婚はどうなってるの?」 私は水を吐き出しそうになった。 「えっ!?結婚!?」 私は社長と花音ちゃんを、交互に見た。 「花音、その話はここでするなよ。」 「だって~。」 頭が真っ白になった。 私は何を勘違いしていたんだろう。 社長は、こんな可愛い人と、結婚の約束をしているじゃないか。 私なんて、論外じゃん。 「ああ、どうぞ。どうぞ。なんなら、私席を外しましょうか。」 ここは気を利かせないと。 「いや。君はいてくれ。」 社長に、肩を掴まれた。 だからそういう行動が、誤解を招くんだよ。
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