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「社長。」
「ん?」
「私、一生懸命社長をお支えできるように、頑張ります。」
その時の社長の微笑みは、天使のようだった。
「俺も頑張るよ。父親が病気で倒れたからね。自分の代で、潰すような事は支度ないから。」
その時、胸がズキッとした。
2代目だったら、皆思う事。
自分の代で潰したくない。
そうだよね。
「依田さん?」
社長に呼ばれて、ハッとした。
「大丈夫?」
「はい!仕事に集中します。」
何、昔の事思い出してるの!
昔は昔、今は今よ!
「早速なんだけど、依田さん。書類に捺印する仕事、手伝ってくれない?」
「はい。」
初めての仕事、集中しよう。
私は、社長のデスクの向かい側に座った。
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