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謎の少女
「痛い〜〜」
俺は、球技大会中に…
ボールが顔面にクリティカルヒットしたのだ。
そして現在鼻血が止まりません。
「やべーって、ゆーちゃんいるかな〜」
(ゆーちゃん=保健室の先生)
俺は、保健室のドアを思いっきり開けた。
「ゆーちゃn……!?」
そこには、宝石のような美しい赤色の目をした綺麗な少女がいた。
強く美しいがどこか淋しそうで儚いその目から、
俺は目が離せなかった。
「……誰?」
少女は透き通った綺麗な声をしていた。
俺は、その少女に一目惚れをした。
「怪我をしたんですが、ゆーちゃ…保健のゆみ先生はいますか」
「…鼻血………?」
「見せて」
そう言って、少女は手当をしはじめた。
「できた…」
「あ、ありがとう」
「……どういたしまして」
「…」
「…」
気まずい沈黙が続いた。
正直めちゃめちゃ気まずい。
でも、少し嬉しい
この時間がずっと続けばいいのに
俺は、名前も知らない少女に
恋をしている
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