猫とコーヒー

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いつもの公園。遊びに来る人なんてほとんどこない。来ている人も目に光がない。 そんな中僕は自分の幸せを探していた。 『自分を幸せにしてくれる何かを』 そんなことを考えながら古いベンチに腰をかけ、 コンビニで買ったコーヒーを飲み干す。 僕の唯一の楽しみがこのコーヒーかもしれない 「はぁ、」 そう一つため息をついて上を向くと何が落ちてきた。 顔の上に何かが乗り、僕は慌てて持ち上げると、 「にゃぁ」 か細い声で鳴く小さなネコだった。 ある日僕の頭の上に猫が落ちてきた。
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